オメガ シーマスター アクアテラ Ref.196.1114 針の再セット
修理ブランドOMEGA オメガ
高級時計界でも知名度抜群なオメガのシーマスター
スイスの高級腕時計の代表格であるオメガのコレクションの中でも007の劇中内で採用されボンドウォッチとして海外人気も高い「シーマスター」。
日本国内でも木村拓哉さんや佐藤隆太さん、岡田将生さんがドラマやプライベートで着用している姿がたびたび確認されています。
1948年に本格的なダイバーズウォッチとして発売され映画007内でジェームズボンドが着用し話題に、
さらに今でも語り継がれる伝説的ダイバーのジャック・マイヨール氏が101メートルの潜水世界記録を更新した時に着用していたことでも注目を集めました。
今でも多くのモデルが生産されグリーンダイヤルの「シーマスター ダイバー300M マスター クロノメーター」が今年2022年にも発表されました。
自動巻きでコーアクシャル8800という摩擦や衝撃・磁気・水への耐久性能が高く造られたオメガ独自の機構が搭載され見た目と性能の両側面に注目が集まっています。
愛され続けるシーマスターのアクアテラ
今回お持ち込み頂いたシーマスターはクォーツ式の「アクアテラ」は2002年に誕生して以来、永遠の定番として愛され続けています。
盤面にウッドデッキやオーシャンウェイブ等のデザインが施されたり装飾美としてフォーマルな長所を見せながら、
防水性能や耐久性能のスペックの高さを追求してスポーツ寄りの側面も備えた姿に見る人が魅了されるのも納得します。
針の修理を行っていきます
オーナー様曰く「長針が動かない」ということで修理にお持ち込み頂きました。
時計をお預かりしリューズを回しての基本動作確認を行う前に長針が重力の方へ指し示すようにプラプラと揺れている為、すぐに針が抜けてしまっていることに気付きます。
長針は短針と秒針の間に挟まれていて、一度一番下になっている短針ごとすべての針を抜いて3本すべての針をセットし直してあげる必要があります。
針をとる為には時計の内部の機械と盤面を取り出す必要があるので、裏蓋を開けてある程度分解していきます。
裏蓋を開るとムーブメントが露わになりますがリューズとムーブメントを固定している「機止め板」を外していきます。
機止め板もリューズもしっかりとネジで固定されていて、高級時計によくみられる堅牢性の高さがうかがえます。
盤面を取り出したらリューズを挿しなおし引っ張り針が動かないようにポジションを変えてあげます。
針を剣抜きと呼ばれる道具で抜き、短針→長針→秒針の順で刺しなおしていけば完了します。
3つの針の軸が折れないように慎重に力を入れながら押し込み固定していきます。
3針それぞれ回って重なる際にぶつからないように横から見た時にしっかり並行になっている必要があります。
今回は短針が固定されている状態でしたので、ある程度の時間の目安をつけた状態で針を抜くことが出来ましたが、
短針が抜けている場合は、日付の切り替わるタイミングを確認しながら短針をつける必要がある分の気を遣う必要があります。
セットし直してリューズで針を回しながら「3針がそれぞれぶつからないか」「日付の変更は適切なタイミングで変わるか」を確認します。
大丈夫そうなことが確認出来たらホコリの付着等を残さないように綺麗にしながらケースに収め収納出来たら完了です。
長針もしっかりくっついて時間を指し示すようになりました。
愛用している時計の異常を感じたら是非ブローチ時計修理工房へご相談下さい。
お客さと時計にとってベストな提案をいたしますのでお気軽にお問合せ下さい。お待ちしています。
針再セット | ¥3,300(税込) |
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