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HERMES エルメス クロワジュール CR1.220 電池交換

修理ブランドHERMES エルメス

今回はこちらの【HERMES クロワジュール CR1.220 クオーツ】の電池交換を承りましたので、時計についてのご紹介と、電池交換の作業内容についてお伝えしていきます。

Croix Jules クロワジュール

エルメス1837年に設立されたフランスの高級品メーカーで主に革製品を取り扱うブランドとして知られていますが、数多くのウォッチコレクションも展開しております。

中でも今回お持ちいただいた【Croix Jules クロワジュール】のコレクションは角に丸みを帯びたレキュタンギュラーケースが特徴的です。ステンレス製ケースの角にイエローゴールドメッキが施されたカバーがアクセントとして上品かつ華やかな印象を与えます。ホワイトの文字盤にはローマ数字のシンプルなインデックスが配置されており、クラシカルな雰囲気も持ち合わせています。またエルメスのアイコンである”H”が組みこまれたブレスレットも素敵です。

すでに生産が終了しているコレクションであり、持ち主のお客様は娘さんに引き渡すつもりだそうです。(^^)

電池交換作業

それではこちらの時計の電池作業にとりかかります。まずは裏蓋が4つのネジで固定されているので、こちらを外していきます。この時ネジがなめないようしっかりとサイズのあったドライバーを使います。時計師はひとつひとつのネジに合う様々なサイズのドライバーを持っています。

裏蓋を開けるとムーブメントが出てきます。今回こちらの時計にはスイス製のムーブメントが搭載されており、電池が押さえでしっかりと固定されています。電池を交換するために押さえのネジを緩めていきます。

ネジを緩めて、押さえを横にスライドすると上の画像のように押さえが浮いてくれます。この時に押さえが飛んでしまう事があるので、飛ばぬように押さえながら慎重にネジを緩める必要があります。浮いた押さえを外し、電池を交換していきます。

電池の交換が完了したので、押さえと裏蓋を元に戻して今回の作業は終了になります。パルスチェックを行い時計もしっかりと動いている事が確認できました。

舶来のクオーツはこのように慎重な作業が必要となるため、通常の国産時計よりも多めに料金を頂いておりますが、技術のあるものがしっかりと作業をさせて頂きますので、ご安心して時計を預からせて頂けたらと思います。

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