セイコーの4502-7001のばね棒交換の依頼です。

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今回ご依頼いただいたモデルはセイコーの4502-7001です。

ばね棒が折れてしまい、交換の依頼で持ち込まれたのですが、下の写真のようにさびて折れたばね棒の頭が穴に折れこんでいました。

引き抜こうとしましたが全く動きませんでした。

上の写真の様な、超硬カッター(0.3mm)で折れ込んだバネ棒の真ん中に穴を開けていき、取り除きます。

裏蓋を止めるネジが折れ込んだ時も同じ方法をとります。

穴のまわりに傷を付ける事なく、キレイに取り除く事ができました。

 

ばね棒は腕を振るときに時計の全重量がかかるため、とても負担が大きい部品です。もし、傷んだ状態で衝撃を受ければ、本体が外れてしまうこともあります。少しでもゆるい、がたが来ていると感じた際は、ぜひbrooch時計修理工房で交換してください。

 

今回はばね棒の交換だけでしたが当店ではオーバーホールポリッシュ加工のご依頼も受け付けております。

 

オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツ毎に分解して洗浄をかけ再度組み直します。 洗浄することによって古い潤滑油を洗い流し、新しい潤滑油をさすことによって出来るだけ新品の状態に近づけます。この方法はパーツに破損が無い限り基本的に元のパーツをそのまま使います。定期的なオーバーホールはパーツの保護にもつながります。

 

時計の油は蒸発しにくいような成分でできていますがそれでも永久に使えるわけではありません。徐々に乾燥してきてしまいます。この状態を油切れと呼びます。油が切れた状態で無理に機械を動かすと歯車に負担がかかり、最悪の場合歯が欠けてしまいます。部品が破損した場合交換しなければならないため、通常料金に部品代が加わってしまいます。あらかじめご了承ください。また、これらのトラブル防ぐためにも、機械式クオーツ式を問わずオーバーホールは必須といわれています。

 

ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。

 

研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

 

時計は定期的な手入れをすれば一生ものであると言われています。もしお使いの時計に不調が出ましたら是非とも、一度ご相談にいらしてください。

破損したばね棒の除去・交換 ¥1,000(税別)