TAG Heuer-タグホイヤー- カレラのオーバーホールの依頼です。
修理ブランドTAG Heuer タグ ホイヤー
TAG Heuer-タグホイヤー-カレラ オーバーホール(分解掃除)修理
今回はタグホイヤー カレラのカレンダーをオーバーホールの依頼です。
「曜日が9時のタイミングで変わる」とのことでお預かりしました。
時計をお持ちの方に、絶対に知ってもらいたい事!
考えられる原因としては、カレンダーを送る車が緩んでしまったのではないかとおもわれます。
カレンダー変更禁止時間が存在するのはご存知でしょうか?
カレンダー変更禁止時間はメーカーやモデルによって違いはありますが、基本的には23時~6時が禁止時間です。この時間帯は「日送り車」がカレンダープレートに接近している時間帯なので、リューズを引いて強制的に時間を調整しようとすると、日送り車やプレートの突起が折れたり、他の歯車との接触などの理由により、最悪時計が動かなくなる恐れがあります。
カレンダーはプレート内周に配された突起が「日送り車」によって1日1回回されることにより動きます。
しかしカレンダーにはもう一つの重要な歯車が存在します。それは「早送り車」です。
時計が止まっている状態から久しぶりに時計を動かした時など、日付があっていないためカレンダーを早送りした経験は多くの人が持っていると思います。その早送りを可能としている歯車こそ「早送り車」なのです。この早送り車はリューズ操作で日付の単独変更をしたいときに使う歯車で、リューズを1段階引っ張った状態でリューズを回すことで動きます。
「早送り車」は通常時は動いていませんが、リューズを1段引くことで日付ディスク内周の突起に引っ掛かります。この状態になったカレンダープレートは「早送り車」によって動かされる状態です。
しかし、23時~6時の間にリューズを1段階引き、早送り車をカレンダーディスクに接続させた場合はディスク内周の突起に日送り車と早送り車の2つの突起が絡み合うことになります。
この状態の場合、リューズで日付を変更しようとすると突起が折れる可能性が非常に高いです。そのため、23時~6時の間は絶対にリューズでの日付変更はしないでください。
今回はオーバーホールだけでしたが、当店では同時進行でポリッシュ加工を施すことができます。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。
~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、
折れ込んでしまったネジやピンの除去、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、それぞれ理由があると思いますが、その時計が壊れてしまったら悲しくなりませんか?
壊れたら買い換えたらいい。そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません、ですが壊れないように定期的にメンテナンスすれば一生ものです!もし壊れてしまっても直せます!
お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
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オーバーホール | ¥38,500(税込) |
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ケース&ブレス ポリッシュ | ¥11,000(税込) |