モーリスラクロアのオーバーホールの依頼です。

修理ブランドMAURICE LACROIX モーリス ラクロア

モーリスラクロアのオーバーホールの依頼です。

止まった状態でお持ちになり、「20年前に購入してから一度もオーバーホールしていない。」とのことでお預かりしました。

オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツ毎に分解して洗浄をかけ再度組み直します。 洗浄することによって古い潤滑油を洗い流し、新しい潤滑油をさすことによって出来るだけ新品の状態に近づけます。この方法はパーツに破損が無い限り基本的に元のパーツをそのまま使います。定期的なオーバーホールはパーツの保護にもつながります。

今回ご依頼オーバーホールをご依頼の時計は20年間一度もオーバーホールをされていなかったので、かなりの汚れがたまっていました。機械式時計のオーバーホールは4年周期で行うのがよいとされます。特に最初のオーバーホールの直前が一番汚れが蓄積されています。これは作られたばかりの部品の余分な部分が自然に削れて出てくる汚れなのです。

また、時計の油は蒸発しにくいような成分でできていますがそれでも永久に使えるわけではありません。徐々に乾燥してきてしまいます。この状態を油切れと呼びます。油が切れた状態で無理に機械を動かすと歯車に負担がかかり、最悪の場合歯が欠けてしまいます。もし時計の油が切れていれば、ゼンマイを巻くときや時間を合わせるために針を回した時の感触が堅く感じるはずです。少しでも異常を感じた際はすぐに当店までお持ちください。

本モデルはクロノグラフ機構が搭載されており、通常の時計よりもはるかに部品数が多くなっています。

 

部品が破損した場合交換しなければならないため、通常料金に部品代が加わってしまいます。あらかじめご了承ください。

 

今回はしませんでしたが当店ではオーバーホールと同時進行でポリッシュ加工を施すことが可能です。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。

 

研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

こちらがバフモーターです。専用の研磨剤をつけて表面を磨いていきます。研磨剤は荒いものから順に使用していき、徐々に細かいものに変えていきます。そうすることで滑らかな表面が出せます。

 

 

精密機械といえる腕時計は、パーツのちょっとした磨耗や欠けで機能が落ちてしまいます。そのために、定期的なオーバーホールが大事になっていきます。では、また何か気になる事がありましたら、気軽にBROOCH時計修理工房にお越し下さい。

 

 

 

オーバーホール ¥45,000(税別)
¥(税別)