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カルティエ(Cartier)タンクの腕時計のコマ調整

修理ブランドCartier カルティエ

今回紹介するのは、カルティエ(Cartier)タンク フランセーズSM W51028Q3 の腕時計のコマ調整です。少し緩いので1コマ外してほしいとお越しくださいました。
ピンクシェル文字盤が女性らしさを引き立てていますね。

カルティエ(Cartier)の腕時計のコマ調整

カルティエは、時代を超えて数多くの独創的な時計を生み出してきました。エレガンス、美しさ、優れたデザイン性を持つ、たぐい稀なタイムピースが魅力です。
「タンク フランセーズ」は、戦車を上から見た時のデザインに着想を得てデザインし、メタルブレスレットの中央にケースを配置することで「タンク」の従来のデザインを一変させました。ラインやボリューム感、素材が一切途切れることなく、カーブを描くケースとブレスレットを通じて存在感を露わにします。

コマの種類はネジ式

早速コマ調整に取り掛かります。今回は6時側から1コマ取り外すことにしました。

カルティエ(Cartier)の腕時計のコマ調整

カルティエ(Cartier)の腕時計のコマ調整

今回のコマはネジ式と呼ばれるものです。その名の通り、片側がねじになっている棒があり、それがコマとコマの連結を果たしているタイプのものになります。

ほんの少し豆知識

ここまでご紹介してきたタンクフランセーズですが、時計の文字盤をご覧ください。見ると少し縦長の長方形に見えませんか?
実はこれ、錯覚なんです。ケースが縦長だったり、ブレスとの一体感から長方形に見えてしまいますが、文字盤自体は正方形なのです。

カルティエ(Cartier)の腕時計のコマ調整
調べてみると、面白い錯覚が関係している可能性が浮上しました。
それは「フィック錯視」「垂直水平錯視」というものです。一般に、水平な横線より垂直な縦線の方が長く認識され、同じ長さの図形は縦にされたものが横にされたものより長く感じるという錯覚です。つまり、同じものでも横より縦の方が長く見えてしまうということですね。
本当にこれが原因で縦長に見えるのか定かではありませんが、多少は関係しているのではないかと推測されます。
錯覚も含めて、美しさを感じさせる時計を作るカルティエは、流石デザイン性が高いですね。

カルティエ(Cartier)の腕時計修理はBROOCH時計修理工房へお任せください

BROOCH時計修理工房神田店の外装

ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業などありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております。

コマ調整¥550(税込)
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