ジバンシィの時計ラボーテの電池交換のご依頼がありました。
修理ブランドGIVENCHY ジバンシー
ジバンシィの時計ラボーテの電池交換
古いお品物ですがご家族から譲り受けたお客様のお気に入りの時計というお品物でした。
ガラス面にキズがありますが本日中に動く状態にして持ち帰りたいとご要望でお時間の取れる時に再度ご依頼いただくことになりました。
ジバンシィは、ユベールドジバンシィが1952年に設立したフランスのファッションブランド。アレキサンダーマックイーンやジョンガリアーノ、
リカルド・ティッシらそうそうたる顔ぶれがデザイナーを務めてきています。
また有名な顧客にはオードリ・ヘプバーンなどがいました。
そのような大切なブランドの時計をお預けいただいたお客様のためにも、もちろんの事ですが丁寧な作業を心掛けて電池交換を行います。
電池交換を進めていきます
こちらのラボーテの裏蓋はこじ開けタイプでした。
こじ開けタイプはある程度「こじ開け」と呼ばれる工具が入りやすい隙間があるのでそこを見つけることから始めます。
蓋をよく見ると少しだけでっぱりがあるのがわかります。このでっぱりがこじ開けを入れる目安になっているので傷つけないよう間にビニールをかませるようにして裏蓋を開けていきます。
開いてみると電池が収まっていて、舶来の時計に多くみられまる「電池押さえ」で固定されていますのでその押さえの部品をネジ止めされていますので外していきます。
電池を新しいものに交換し外す前と同じように電池押さえを取り付け直し裏蓋を嵌め直していきます。
最後に時刻を合わせて完了です。
これからも長くご愛用されたいということでしたのでガラスの交換やベルトの取付に併せ、内部の分解洗浄(オーバーホール)もご提案致しました。
ご家族からお譲り頂いた時計も年齢や時間の経過によって愛しく感じることも多くあるかと思います。
もし眠らせている時計をまた動かしたい、ということがありましたら是非ブローチ時計修理工房へお問合せ下さい。
お客様と時計にとってベストな提案を致します。皆様のご来店お待ちしています。