タグホイヤー カレラ・クロノグラフ修理 オーバーホール&ポリッシュ

修理ブランドTAG Heuer タグ ホイヤー

タグホイヤー キャリバー16

「何かが外れて時計が動かない。」との事での修理依頼。

機止めネジが外れ、テンプに引っ掛かり止まっていました。オイルも乾いていたので

オーバーホールを提案したところ、オーバーホールとポリッシュでお受けしました。

1964年に誕生した「カレラ」は、一昔前まで、カレラはそこまでメジャーなモデルではありませんでした。しかし現在では、

➀従来のデザインと異なったモダンで高級感のあるデザインを採用した新しい「カッコよさ」を作り出したこと。

②人気絶頂にあったブラッド・ピット氏を広告モデルに採用し、カレラは認知度とイメージを大きく向上させたこと。

③当時高級時計を製造するメーカー同士として、競走馬だったロレックスやオメガなどと、価格帯を下げることによって”第二の選択肢”として確立したこと。

これらがカレラを多くの消費者に広く認知してもらうことに成功し、今では時計業界を代表する人気モデルになりました。今でも新しいモデルが開発され、今での根強く人気があるシリーズです。ちなみに「カレラ」という名前。その名称を純粋に訳すと、スペイン語で“レース”を意味します。しかし実際の語源は、同じ名をもつポルシェ911のように、メキシコで開催された伝説の公道レース“カレラ・パナメリカーナ・メヒコ(カレラ・パンアメリカーナ・メキシコ)”と言われています。

今回お預かりしたものを文字盤側から見た画像です。あまり目立たないですが、所々にキズが見られます。

ポリッシュ作業をする前のケース(画像3番目)とした後のケース(画像4番目)になります。リュウズ周辺は時刻の調整やストップウォッチ機能を使用する際によく触れる部分ですので、特に爪が当たってしまい、引っかいたようなキズが多く付いてしまいます。

一度ケースを分解してからポリッシュ作業をしますので、隙間もしっかり磨く事が出来ます。

こちらの画像は同じケースの反対側になります。深いキズも、数種類の粒子の細かさが違う研磨剤を使用して磨きます。

深いキズは粒子の大きい研磨剤で削っていき、仕上げに細かい粒子を使って磨いていくことで、キズを落としながらも表面の光沢は失われずにキレイにする事が出来ます。

メタルバンドを磨く際は、新品のメタルバンドには、本来表面を美しく見せるために、研磨ベルトで一方向に磨いた加工がされています。この加工を「ヘアライン加工」と言いますが、このキズはポリッシュ作業をしてしまいますとキレイに消えてしまいます。そのためメタルバンドの磨きを行うときは、長年のキズをヘアライン加工と一緒に削り落とし、その後に我々職人の手で再度ヘアライン加工を行います。

オーバーホール メンバー価格 ¥28.000

ケース&ブレス ポリッシュ メンバー価格 ¥8.000