タグホイヤー カレラ・クロノグラフ修理 オーバーホール&ポリッシュ

修理ブランドTAG Heuer タグ ホイヤー

タグホイヤーカレラの依頼です。

「何かが外れて時計が動かない。」との事での修理依頼。

機止めネジが外れ、テンプに引っ掛かり止まっていました。オイルも乾いていたので

オーバーホールを提案したところ、オーバーホールポリッシュでお受けしました。

 

オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツ毎に分解して洗浄をかけ再度組み直します。 洗浄することによって古い潤滑油を洗い流し、新しい潤滑油をさすことによって出来るだけ新品の状態に近づけます。この方法はパーツに破損が無い限り基本的に元のパーツをそのまま使います。定期的なオーバーホールはパーツの保護にもつながります。

今回は同時進行でポリッシュ加工を施します。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。

 

今回お預かりしたものを文字盤側から見た画像です。あまり目立たないですが、所々にキズが見られます。

ポリッシュ作業をする前のケース(画像3番目)とした後のケース(画像4番目)になります。リュウズ周辺は時刻の調整やストップウォッチ機能を使用する際によく触れる部分ですので、特に爪が当たってしまい、引っかいたようなキズが多く付いてしまいます。

一度ケースを分解してからポリッシュ作業をしますので、隙間もしっかり磨く事が出来ます。

こちらの画像は同じケースの反対側になります。深いキズも、数種類の粒子の細かさが違う研磨剤を使用して磨きます。

深いキズは粒子の大きい研磨剤で削っていき、仕上げに細かい粒子を使って磨いていくことで、キズを落としながらも表面の光沢は失われずにキレイにする事が出来ます。

メタルバンドを磨く際は、新品のメタルバンドには、本来表面を美しく見せるために、研磨ベルトで一方向に磨いた加工がされています。この加工を「ヘアライン加工」と言いますが、このキズはポリッシュ作業をしてしまいますとキレイに消えてしまいます。そのためメタルバンドの磨きを行うときは、長年のキズをヘアライン加工と一緒に削り落とし、その後に我々職人の手で再度ヘアライン加工を行います。

研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

 

機械式の時計は定期的な手入れをすれば一生ものであると言われています。もしお使いの時計に不調が出ましたら是非とも、一度ご相談にいらしてください。

オーバーホール メンバー価格 ¥28.000

ケース&ブレス ポリッシュ メンバー価格 ¥8.000