ロンジン(LONGINES)の腕時計の電池交換
今回紹介するのは、ロンジン(LONGINES)156.1647 cal.L156.2 の電池交換です。
電池が止まってからすぐにお越しくださいました。
裏蓋を開けてみると
前回の電池交換で付着したと考えられる汚れがありました。
ブローチ時計修理工房では、電池交換専用のピンセットを使用します。また、やむを得ず中の機械に触れる場合、時計師は指サックをつけて作業を行います。指紋(汗や皮脂)が付着してしまうと劣化を進めてしまうからです。電池交換は時計修理において基本中の基本作業ですが、だからこそ基本に忠実に丁寧に作業いたします。
今回は、電池交換で問題なく動かすことができました。
また今回は、電池交換と一緒にパッキン交換もさせていただきました。パッキンとは裏蓋の溝にある輪ゴムのようなパーツで、防水防塵効果があり、時計を長持ちさせるためには欠かせないパーツです。電池交換による裏蓋の開閉時に、パッキンを100%元の形に戻すことはできないため、一緒にパッキンも交換することをオススメしております。
ロンジンとは
ロンジンとは、1832年にスイスのサンティミネに誕生した時計ブランドです。
懐中時計の製造技術に長けていたロンジンは、アメリカを中心に、スイス国内、パリに至るまで自社製品を展開していきます。歴代万博にも名を連ね、当時の時計界における知名度は現代のロレックスに匹敵するほどであり、誰もが知る時計ブランドとしての名声を獲得しました。
また、パイロットウォッチとしても名高く、1919年にロンジンは国際航空連盟に公式認定されて以降、次々と時計を発表してきました。20世紀前半のロンジンは、パイロットウォッチをけん引し、世界中から評価されました。
昨今のロンジンは、高級時計のリーズナブルな価格帯を担うブランドとして確立されています。スポーツシーンとの結びつきも強くアクティブなモデルも広くリリースされていますが、人気の中核をなすのは、クラシックなモデルです。
今も尚、高度な技術による、伝統、エレガンス、性能を兼ね揃えた名品の数々はタイムレスな魅力を放っています。
ロンジン(LONGINES)の腕時計修理はBROOCH時計修理工房へお任せください
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業などありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談ください。