スタッフブログ

こんにちは、ブローチ時計修理工房蒲田店です。

今回は腕時計がどのようにして誕生したのか紹介したいと思います。

腕時計が誕生する前は17世紀に生まれた懐中時計が主流で、ヨーロッパの懐中時計は時間を知る実用的なものというよりは「芸術品」という位置づけあったため普及することがありませんでしたが、9世紀の「産業革命」をきっかけ鉄道網が発達したことにより正確な懐中時計の需要が高まり実用性を重視されていきました。

時代は戦争へと移っていきます。

懐中時計から腕時計へと変わった要因は戦争です。懐中時計を片手に砲撃のタイミングを計測していた砲兵が手首に巻いたことから始まったとされており後にドイツ軍により作成されたそうですが、正式な腕時計とは見なされておらず世界初となる腕時計なのか定かではありません。

オメガが、1900年に腕時計を商品化しますが、女性用懐中時計を革ベルトに固定しただけだったため一般的に使われることはありませんでした。

Cartierサントスドゥモワゼルの正面から見たケースです。

特定のブランドで発表され世界初の腕時計として最も有力なのがカルティエ「サントス」をです。

1904年にカルティエ3代目ルイ・カルティエが友人で飛行冒険家のサントス・デュモンの「操縦中に時間を確認したい」という相談を受けたのをきっかけに誕生しました。そのデザインがパリの社交界で話題となり、1911年カルティエが正式に男性用腕時計として発売しました。

ここからは、カルティエについて少し紹介していきます。

もともとカルティエは1847年に創業したフランスの高級宝飾メゾンであり、3代目の「ルイ・カルティエ」の時代には世界的なジュエラーとして頂点に昇り詰めていました。

カルティエは宝飾品だけでなく男性向けのアクセサリー(シガレットケース、ライター、筆記用具等)を数多く輩出しています。

その中に腕時計の製作も加わっていきました。

初めて手掛けたのは1888年の女性用のブレスレットウォッチです。

懐中時計が主流だった当時、ブレスレットにダイアモンドがちりばめられているブレスレットウォッチは今のスタイルとは違い女性たちはジュエリー感覚で身に着けていたとされています。

そして1904年に世界初の男性用の腕時計「サントス」がつくられました。最初は男性用として発売されましたが、現在は性別や年代を問わず多くの方に愛用されています。

サントスのシリーズは様々で、サイズを選ぶことができるので自分にぴったりの腕時計に出会うことができます。

 

BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

1988年創業のスイス時計ブランドフレデリックコンスタント

ローマンインデックスにブルスティール針がおしゃれなフレデリックコンスタント

今回はフレデリックコンスタントの2014年製自動巻き腕時計 クラシックハートビート FC-303/315X3P6をご紹介致します。
FREDERIQUE CONSTANT(フレデリックコンスタント)は「高品質の時計をより多くの方々に楽しんでいただく」をモットーにリーズナブルな価格帯で高級時計を提供しています。

2004年には自社製ムーブメントを製造の実力派ブランド

2004年には自社製ムーブメントを製造のフレデリックコンスタント

創業は1988年とスイス時計ブランドの中では比較的若いブランドながら2004年には自社製ムーブメントを製造しマニュファクチュール化、2016年にシチズンの傘下に入り現在もコストパフォーマンスを追求しながらギョーシェ仕立て、ブルー針のクラシックデザインを取り入れ新作をリリースし続けています。

シースルーバックも備えた本格的な機械時計

シースルーバックを兼ね備えた本格的な機械式時計フレデリックコンスタント

こちらの2014年製のFC-303/315X3P6は盤面12時方向にハートビートがデザインされた内部の動きを視覚から楽しめるスタイルになっています。シルバーステンレスのケースは直径38mm、厚さ10mmの大きさの中に約10mmのスペースで内部が見られるようになっているスペースがハートビートと呼ばれ、主に自動巻き腕時計の内部、時計の心臓部分であるテンプやテンプの動きを制御するような機構を見ることが出来るようになっています。

日付盤がクラシックな雰囲気を演出

ローマンインデックスにブルスティール針がおしゃれなフレデリックコンスタント

このFC-303/315X3P6はデイトが記載された物ではなく立体装飾された日付盤がクラシックな雰囲気を演出しています。
盤面中央部分はギョーシェ仕立てになっていて、青い3針とローマ数字のインデックスが時を指し示し一層伝統的なイメージを強くしています。リューズも懐中時計のような少し大きめの王冠タイプで操作しやすく1段目でデイト操作、2段目で時刻調整が可能となっています。

ブラウンのカーフレザーベルトが上品

ブラウンベルトがおしゃれ

ブラウンのカーフレザーベルトが着用された上品なクラシック感はフォーマルにもカジュアルにもシーンを選ばずご着用いただけます。スーツに合わせてご着用の際には時刻確認だけでなくブレイクタイムにコーヒー等と一緒に一層上質なひと時に変わります。休日のお供にすれば何気ないお出かけの空間も、欧州に来たかのような空気へと変えることが出来ます。

初回オーバーホール料金(約27500円)込みで91300円(税込み)

ローマンインデックスにブルスティール針がおしゃれなフレデリックコンスタント

上品で上質なクラシカルなフレデリックコンスタントの自動巻き腕時計、こちらのFC-303/315X3P6は初回オーバーホール料金(約27500円)込みで91300円(税込み)です。実質60000円前後ですね!少しでも気になりましたら是非ブローチ時計修理工房へお問合せ下さい。お待ちしています!

こんにちは。BROOCH時計修理工房スタッフのWです!
今回はSEIKOが開発した独自機構「キネティック」という機構について,簡単にご説明致します!

キネティック(KINETIC)の電池交換はブローチ時計修理工へ

キネティックとは

キネティック機構とは、SEIKOが開発した独自機構のことを指します。

キネティック(KINETIC)の電池交換はブローチ時計修理工房神田店へ
キネティック機構の時計の原理は、自動巻き時計の様に内部にローター(振り子)が搭載されており、そのローターが左右に振られることで「発電」し、針が動きます。(自動巻き時計ではローターが振られるとゼンマイが巻き上げられます。)
簡単に説明すると、「小さな発電機を持った時計」です。

キネティック機構の優れた機能「オートリレー機能」

キネティック機構には、消費エネルギーを最小限に抑える「オートリレー機能」というものが備わっています。オートリレー機能とは、「パワーセーブ機能」と「自動時刻復帰機能」という2つの機能を合わせたものです。ではその2つはどんな機能なのかご説明いたします。

・パワーセーブ機能
時計を使っていない状態が72時間以上続くと、自動で針を全て停止して機械的な稼働部の劣化や、電流の無駄な放電を防ぐ機能のことをパワーセーブ機能と言います。

・自動時刻復帰機能
パワーセーブ機能によって時計が止まってしまうと、また日付を合わせなくてはいけないのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は内部に別のローターがあり、それによって時計が止まっている間も時刻を刻み続けています。
そして使用再開を検知すると時分針が高速で回り、現在時刻に追いつくことが出来るのです!
この機能を自動時刻復帰機能と言います。

これらの機能をあわせたものがオートリレー機能であり、これによって無駄なエネルギー消費を抑え、ムーブメントや時計の寿命を延ばしているのです!

キネティック(KINETIC)の電池交換はBROOCH時計修理工房へお任せください

そんな寿命の長いキネティックですが、電池交換が不要ということではありません。また、キネティックは民間のお店だと電池交換を受け付けていないところもあります。しかしBROOCH時計修理工房では電池交換が可能です!ぜひ一度ご相談ください!
(※料金は¥3,300、お渡しはお預かりから約1週間後となります)

他にも、ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談ください。

浅草店

こんにちは!!ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です。時計を末永く使っていく為にはメンテナンスは欠かせません。帰宅したらそのまま時計を放置してはいませんか?汗や皮脂が付着したままにしておくと故障の原因になります。そこで、愛用している時計を長持ちさせるにはセルフメンテナンスがとても大事になってきます。やはり手入れを日課にして、清潔な腕時計を気持ちよく愛用したい所です。そこで今回は自己メンテナンスに役立つ道具や、汚れの落とし方などを紹介いたします。道具などは薬局などで簡単に手に入るものばかりなので、メンテナンスに活かして行きましょう。

腕時計の掃除に用意したい4つのアイテム。


セルフメンテナンスに使える道具は主に4つ。乾いたタオル、やわらかい歯ブラシ、綿棒、爪楊枝、これらの道具をうまく使って掃除をしていきます。週に1~2度いつでも掃除できる様にしておきます。

ケースの汚れの落とし方。


1 爪楊枝で汚れを浮かせます。ケースを傷付けない爪楊枝を使用

2歯ブラシで汚れを取り除く。使い古した歯ブラシが活躍します。

3布やタオルで綺麗にふき取る。心を込めて磨きましょう。

4拭き残した隙間などは綿棒で対応。綿棒で仕上げれば細かい箇所も完璧です。

ブレス&革ベルトのデイリーケア


ブレスレット 肌に触れているブレスは皮脂や汗埃がぎっしり

1爪楊枝で汚れを浮かせる。

2湿らせたティッシュペーパーを用意

3ティッシュをブレスレットに巻き付ける ティッシュを前後左右に動かす

4ティッシュの黒ずみが無くなるまで繰り返す。

5頑固な汚れは歯ブラシを使用。

革ベルト


1乾いたタオルでまんべん無く拭く。

2日陰で自然乾燥。

腕時計の保管方法


専用ケースに入れて大切に保管する。

1ウォッチボックス 複数の腕時計を収納できるボックス。

2携帯用ケース 出張や旅行などでの携帯用に使える。お気に入りの特別な1本を保管するのにも便利。

3ワインディングマシーン 自動的にゼンマイを巻いてくれる機械。

絶対に保管してはいけない場所


NG1 パソコンやテレビ、スピーカーの近く。 電源が入る事で強い磁気を発生させます。

NG2 スマホと一緒に 磁気を発生させる為帯磁する危険があります。

NG3 高い場所 誤って落下した場合、破損故障の原因になります。

NG4 水や火の近く。 時計内部に水や湿気が侵入する可能性があります。またIHコンロなどは磁力線を発生させる為、磁気帯びしてしまう可能性があります。

上記のメンテナンスをしっかりとして頂けると時計は毎日ピカピカで長持ちしてくれます。それでも汚れてしまった。傷が入ってしまった。ベルトが駄目になってきた等ございましたら是非当店をご利用下さい。


BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。ロレックスオメガ、等の舶来時計も大歓迎!
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

こんにちは!ブローチ時計修理工房神田店です。今回は腕時計生活をする上で大事な部分・ケース素材について一部ご紹介したいと思います。大事な大事な機構を納めているケースとはどんな素材なのか。3大時計ブランド パテックフィリップランゲ&ゾーネバシュロンコンスタンタン、その他様々なメーカーはやはり素材に並々ならぬ拘りを持って製作しています。知っているようで案外知らないケース素材はどんな物があるのでしょうか?

チタン


ステンレス・スチールに対して重量が60%と軽く、腕時計向けチタン合金にはニッケルが使われない事から、アレルギーフリーでもあります。引っ張り強さに優れたチタン合金が主流です。

ブロンズ


銅を主材料にスズや他の金属を含む合金で、調合によってゴールドと同様に様々な色合いを引き出す事が可能。黄金色だけでなくホワイトゴールド、レッドゴールドの様なブロンズも作れる。使い込んだ味【エイジング】が注目される素材です。

カーボン


軽量で強靭な素材。レーシングカーのボディや野球のバット、自転車の本体など幅広く使われています。時計ではクロノグラフ系モデルやスポーツモデル系に多く採用されているケースが多いです。正確にはカーボンファイバー【炭素繊維の束を樹脂で固めて整形して使う】という名称です。

セラミック


非・金属素材の為、低アレルギー性で人体との親和性が高いマテリアル。軽量で硬度に優れ、傷にも強く、独特の光沢も人気。腕時計では酸化ジルコニウムを原料として焼成し、安定化させたセラミックが多く採用される。研磨には高い技術を擁します。

プラチナ


金融市場では現在、金との価格が逆転していますが、ステイタスの最上位の存在。トゥールビヨンや永久カレンダーなど特別なモデルに採用されるケースが多い。非常に重く、加工も難しい為、通常は銅、銀、ニッケルなどを加えて表面をロジウムメッキで仕上げます。

ステンレス・スチール


一般に、鉄に10.5%以上のクロムを混ぜた合金の事を言います。サビない性質の秘密はクロムが鉄、酵素と結合して不動態被膜を作る為。耐蝕性が高いニッケル、引っ張りに強度に優れたモリブデンを主な原料とする腕時計が主流。

写真の時計は木製 様々な素材があります。

腕時計のケース素材には伝統的に使い続けられているものと、後に追加されたものとあります。自分の時計がどういった形や素材で自分を楽しませてくれているのか、守ってくれているのか、調べてみると増々時計に愛着をもつ様になると思います。

 

BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

 

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