なぜ今「3520-50」が注目されるのか?
オメガスピードマスター3520.50 は、“OMEGA(オメガ)” の人気クロノグラフシリーズ スピードマスターの中でも、通常の「ムーンウォッチ」とは明確に異なる個性を持つ「デイデイト/トリプルカレンダー」仕様のモデルです。
このモデルは、1997年に “スピードマスター誕生40周年” を記念して登場した “マーク40シリーズ” のひとつ。Ref. 3520-50 はその中でも「コスモス (Cosmos)」の通称で知られています。
“ただの時計” ではない――曜日・月・日付の3種カレンダーに加え、24時間表示、クロノグラフ機能を備えた「マルチコンプリケーション」仕様。トリプルカレンダー付きのクロノグラフを、自動巻きムーブメント (Cal.1151) に収めた完成度の高さが魅力です。ケース径は約39 mm。通常の スピードマスタープロフェッショナル(42 mm前後)より小ぶりで、日常使いにも違和感のないサイズ感が、幅広い腕回りの人にフィットします。こうした “クラシックな機能美 × 実用性” のバランスの良さから、現在でも中古市場で人気の高い “隠れた名品” となっています。
3520-50 とは? ― スピードマスターの別の顔

■ 「Speedmaster」との違い
多くの人が “スピードマスター = 月着用されたムーンウォッチ” を思い浮かべますが、3520-50 はあえてその方向性を外した「日常使いやすさ重視」のモデル。手巻き+クロノグラフだけのシンプル・タフな“宇宙用クロノ”とは異なり、複雑機構でありながら実用性・装着性にも配慮されたデザインが特徴です。
「Speedmasterらしさ」は残しつつ、“毎日使いたくなる実用時計” として仕立てられた、まさに “別の顔のスピードマスター” と言えるでしょう。
なぜ今、3520-50 を手に入れるべきか

- 今となっては生産終了のモデルで、中古市場での出物自体が限られています。
当時のオリジナルボックスがしっかり残った“箱付き”仕様。フルセットはもちろん希少ですが、箱が残っているだけでも大切に扱われてきた証で、コレクションとしての魅力を十分に備えています。
まさに“欲しいと思ったときが買い時”の一本です。 ケース径や装着感が、現代の多くの腕時計より「普段使いしやすい」サイズであること。ビジネスでも休日でも使いやすく、服装やシーンを選ばず活躍します。
3520-50 は「通好みの万能クロノ」
Ref. 3520-50 は、ムーンウォッチという王道からは外れるものの、「実用性」「装着性」「スピードマスターらしさ」のバランスが絶妙な、いわば“隠れた名作”。コレクターだけでなく、初めてオメガを買う人にもおすすめできる一本です。
もし気になったら、ぜひ一度“実物”を見にいらしてください。きっと写真以上の魅力を感じていただけると思います。
- BROOCH時計修理工房万代店

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