BROOCHブローチ時計・宝石修理工房 > ブログ > 【ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷】OMEGA代名詞SPEEDMASTERの歴史と特徴
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こんにちは。ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です。今回はOMEGAの主力ラインの一角、スピードマスターについて書いてみようと思います。とても長い歴史を持ち様々なモデルが存在するスピードマスター。誰もが認める素晴らしいその時計はどの様な産声を上げてどの様な進化を辿ったのでしょうか?ほんの一部ですがご紹介致します。

スピードマスター誕生


1957年 オメガ・スピードマスターが誕生しました。高い耐磁性能と耐衝撃性能を備えていた「シーマスター300」をベースにモータースポーツのプロフェッショナルモデルに転用したのが初代スピードマスター。当時のモデルは時間表示の数字はありませんでした。生活時間を知るための時計ではなくスピードに生きる時計の主張が明確に伝わるデザインでした。

宇宙への挑戦


1962年「NASA」は宇宙空間でも使用できる宇宙飛行士用の時計の必要性を唱えてきました。宇宙空間という過酷な場所で耐え抜く時計を探すため、スピードマスターを含むクロノグラフウォッチを各時計メーカーから集め、宇宙空間で考えられるシミュレーションテストが行われました。

〜「NASA」が課した過酷すぎる時計環境テスト〜
・高温環境下・低温環境下・気温−気圧・相対湿度・酸素雰囲気中・衝撃・加速度・減圧・高圧・振動・可聴音ノイズ

上記11の過酷なテストの結果、ある時計はクリスタルが砕け飛び、ある時計は針が止まったまま微動だにしなくなりました。重力、衝撃、振動、摂氏零下18度から93度以上の急激な温度変化などのテストに耐え抜いたのはスピードマスターだけでした。

1965年「NASA」は正式にスピードマスターを標準装備品として認定しました。時計店に行けばだれにでも手に入れることのできる時計が厳しいテストをくぐり抜け多くの著名ブランドの中からただ一つだけ選ばれたということは1848年の創業以来一貫して貫かれているオメガ社の時計技術に対する姿勢を示すエピソードといえます。そして月面着陸は成功し人類史において宇宙空間で初めて時を刻んだ時計として名を刻む事になります。愛称もこの月面着陸から「ムーンウォッチ」と名付けなれました。

60年以上普遍のスタイルを継承し続ける


ブラックの横目ダイアルに、タキメーターが刻まれたベゼル。ファーストモデルから既に”完成形”として高く評価された基本スタイルを現行モデルにも継承されています。

現在阿佐ヶ谷店にて販売しているモデルはトリプルカレンダーモデルです。月日時間全てが確認できるモデルであり多くの時計愛好家に認められ愛され続けているモデルになります。美しいモデルですので是非見に来て下さいね。

大切な時計のご相談、メンテンナスはBROOCH時計修理工房阿佐ヶ谷店にお任せください!

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