裏スケ
裏蓋スケルトンバックを省略した業界用語
裏蓋に透明なガラスなどの素材を使用することで、ムーブメントのギミックを鑑賞する事ができる仕様に仕上げられた腕時計の事。裏スケの他シースルーバック、ともいわれます。
写真はスイスの老舗時計ブランド”タグ・ホイヤー”カレラ・シリーズ。一部ドレスウォッチや特別なギミックの腕時計は内部を鑑賞出来るようにムーブメントも磨き上げて仕上てあり、裏ブタに装着されたサファイヤガラス越しにタグホイヤーの美しい自社生産ムーブメントを鑑賞する事が出来る。
この使用は腕時計のギミック鑑賞ができる仕様として大変人気があり、多くのブランドで採用されている。クォーツや手巻きでは大きな稼働パーツが無いため、裏蓋スケルトンバックは基本的に機械式自動巻きの腕時計で多く用いられます。
写真の時計はヴィンテージ化したタグホイヤー1887。タグ・ホイヤーの自社制作ムーブメントが搭載されています。1887はタグ・ホイヤーの象徴的な機構であるクロノグラフの制御法として画期的な新システム”コラムホイール”が搭載されていました。1887ではストップウォッチのスタートボタンとリセットボタンを押す度にコラムホイール制御されたクロノグラフ機構の動きを確かめる事が出来るのです。(写真ムーブメント内3時位置の青い小さな歯車がコラムホイール)