バックル
バックル Buckle
バックルとは、ブレスレットや革バンド、ベルトを装着時、腕に固定するための留め具を指します。皮ベルトの留め金を尾錠(びじょう)、メタルベルトの留め金をクラスプと呼びます。
通常精密な機械として製造される時計内部のパーツに比べて頑丈に壊れないように作られる場来るやブレスレットはそれ専用の製作業者がいる場合もあります。通常鍛造などの硬化処理のされた金属を使用して変形や傷に強い素材を使います。日本のような湿度の高い気候の国では皮ベルトの耐久年数が短いためにブレスレット性の腕時計が主流となっています。ブレスレットのデザインが全体的な見た目に与える影響は小さくない為に手の込んだデザインで作成される事も多く、伴ってバックルも機能的でかつ個性的なデザインに仕上がることが多いです。現在多くのメーカーは安定性と強靭さで医療用にも使われる316Lステンレススティールを素材として採用しているます。
形状や方式は様々にあり、各時計メーカーともより良いバックルの開発に力を入れています。上写真は磨き直しにお預かりしたオメガ・シーマスターのブレスレット、中折れ式のバックルを採用しています。
モデルによってはバックルの中にばねが入っており、側面からプッシュボタンが突き出ているものもあります。このタイプはクラスプの突起をばねの力で締め付けることで固定しています。そしてプッシュボタンを押すことでばねが緩んでロックが解除されるのです。
こちらはオメガのシーマスターのブレスです。プッシュボタン式を採用しています。
スポーツモデルではさらに落下防止のストッパーがついている場合もあります。