オシドリ
オシドリとは
オシドリは腕時計の内部のパーツの名前です。時刻合わせの状態にしたり、リューズが抜けてこない様にする部品で実際に鳥のオシドリに似ています。オシドリを操作してリューズを抜き取らないとムーブメントはケースから取り出す事が出来ない為、時計の修理では分解掃除などの複雑作業を担当しない技師も比較的関係のあるパーツです。
ROLEX CAL3135のオシドリです。
この様にセットされています。
オシドリの役割
オシドリはその名の通りに”押してリューズを取り出す”ボタンです。リューズが抜けてしまわないようにロックしているパーツともいえます。機械式や手巻きの腕時計ではオシドリは鳥のオシドリに似ていますが、クォーツ時計では分かり易いようにプッシュボタンだったりするケースもある様です。
リューズが抜けてきてしまう故障の場合はオシドリが壊れている事も有ります。
リューズを引くとオシドリがの角度が変わります。その動きはカンヌキという棒状の部品に伝わります。カンヌキはツヅミ車というリューズの回転を伝える部品をずらして、コテツ車という針へ回転を伝える車とかみ合います。こうしたメカニズムがあるおかげで、時計は時間合わせをすることができるのです。