ZODIAC (ゾディアック)オーシャンエアのコマ外し。

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ソディアック、懐かしい時計の前です。往年の名門ブランドなのでとても珍しい時計です。ソディアックは1960年代から70年代の間に活躍していた、アリスト・カラム氏が創設した時計工房から始まったブランドです。

 

写真の時計はソディアックのロゴ文字が12にのインデックス上に配置されたオーシャンエアというレアなモデルです。何かの限定かもしれませんね。しかもケース系は45㎜もあるので結構な迫力でカッコいいですね!

では、このオーシャンエアのコマ外しの作業を解説していきたいと思います。時計のコマはばね棒やピンによって連結されており分解する際にはこの部品を押し出したり縮めなければいけません。今回は簡単に外すことができたのですが、長年使用されたものや長期間放置されたものはばね棒が腐食して外れない場合があり、ピンの場合も外側から押し出そうとしても固着して動かないことがあります。本来は依頼していただいたその日のうちにお返しできる作業なのですが、こうなっていた場合はお預かりしての作業になります。

こういった場合は無理に引っ張り出そうとせず、オイルをつけて滑りやすくしてから取り除きます。

 

今回はコマ外しだけでしたが、当店ではオーバーホールやポリッシュの依頼もお受けいたします。

オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツ毎に分解して洗浄をかけ再度組み直します。 洗浄することによって古い潤滑油を洗い流し、新しい潤滑油をさすことによって出来るだけ新品の状態に近づけます。この方法はパーツに破損が無い限り基本的に元のパーツをそのまま使います。定期的なオーバーホールはパーツの保護にもつながります。

 

同時進行でポリッシュ加工を施すこともできます。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て購入した直後のような美しい状態になります。

研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

ステンレス素材は確かに頑丈ですが、汗や皮脂などの汚れをそのままにしておくと、腐食してしまうこともあります。腐食してしまった部品は我々時計師でも直すことは不可能です。特に本モデルのような何十年も前に製造されたモデルであれば、なおきおつけなければなりません。部品も新しく仕入れることもできないので、今あるものを大切につかっていくしかありません。保管する際はなるべく汚れを落としてから保管されることをお勧めします。

機械式の時計は定期的な手入れをすれば一生ものであると言われています。もしお使いの時計に不調が出ましたら是非とも、一度ご相談にいらしてください。

 

 

コマ外し料金       ¥ 500