タグホイヤー グランドカレラのオーバーホールとポリッシュの依頼です。

修理ブランドTAG Heuer タグ ホイヤー

グランドカレラは2007年にタグホイヤーが販売していた限定モデルです。

グランドカレラは通常のカレラと違ってローテイティングシステムと呼ばれる機構を搭載しています。この機能は回転式のディスクを用いて秒針と12時間積算計を表示できるもので、扇型の表示窓からその様子を覗くことができます。

 

グランドカレラのオーバーホールポリッシュの依頼です。

「購入してから7年くらいのもので、前回オーバーホールしてから5年くらいたったのでオーバーホールしてほしい。また、リューズが一か月くらい前に折れてしまった。」とのことでお預かりしました。

オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツ毎に分解して洗浄をかけ再度組み直します。 洗浄することによって古い潤滑油を洗い流し、新しい潤滑油をさすことによって出来るだけ新品の状態に近づけます。この方法はパーツに破損が無い限り基本的に元のパーツをそのまま使います。定期的なオーバーホールはパーツの保護にもつながります。

時計のは蒸発しにくいような成分でできていますがそれでも永久に使えるわけではありません。徐々に乾燥してきてしまいます。この状態を油切れと呼びます。油が切れた状態で無理に機械を動かすと歯車に負担がかかり、最悪の場合歯が欠けてしまいます。

また、今回のように部品が破損、欠損していた場合はメーカーからお取り寄せして交換しなければならないため、通常料金に部品代が加わってしまいます。あらかじめご了承ください。

 

今回は同時進行でポリッシュ加工を施していきます。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。

研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

 

 

 

こちらが作業前の画像です。表面に無数の細かい傷があります。

 

こちらが作業後の画像になります。表面の無数が消えてピカピカになりましたね。

精密機械といえる腕時計は、パーツのちょっとした磨耗や欠けで機能が落ちてしまいます。そのために、定期的なオーバーホールが大事になっていきます。では、また何か気になる事がありましたら、気軽にBROOCH時計修理工房にお越し下さい。

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