ロレックス ディトナのオーバーホール&ポリッシュの依頼です。

修理ブランドROLEX ロレックス

今回の依頼は何とロレックスのディトナです!

 

ディトナは世界的な知名度を誇るロレックスの中でも特に高い人気を誇るモデルです。供給に対して需要があまりにも多いため倍額で流通しているとても貴重なモデルでもあります。

 

今回はこのディトナをオーバーホールポリッシュしていきます。

 

オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツ毎に分解して洗浄をかけ再度組み直します。 洗浄することによって古い潤滑油を洗い流し、新しい潤滑油をさすことによって出来るだけ新品の状態に近づけます。この方法はパーツに破損が無い限り基本的に元のパーツをそのまま使います。定期的なオーバーホールはパーツの保護にもつながります。

 

時計の油は蒸発しにくいような成分でできていますがそれでも永久に使えるわけではありません。徐々に乾燥してきてしまいます。この状態を油切れと呼びます。高級時計は油切れでも動き続けることもありますが、油が切れた状態で無理に機械を動かすと歯車に負担がかかり、最悪の場合歯が欠けてしまいます。部品が破損した場合交換しなければならないため、通常料金に部品代が加わってしまいます。あらかじめご了承ください。

中を開けるとこんな感じです。キャリバー4130(ムーブメントの型番)クロノグラフ機構に動力を伝えるために、水平クラッチではなく、垂直クラッチを使用しています。このおかけでクロノグラフ機能を多用しても時計の精度に影響が出にくいのです。

 

ポリッシュ加工とは表面を機械で研磨することを指します。研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

こちらがバフモーターです。専用の研磨剤をつけて表面を磨いていきます。研磨剤は荒いものから順に使用していき、徐々に細かいものに変えていきます。そうすることで滑らかな表面が出せます。

 

ディトナのブレスは中央のみポリッシュで、あとはすべてスジ付けなので耐熱テープでしっかりマスキングしてから磨きます。

作業後の画像です。

 

作業前のケースの画像です。ベゼルとケースに無数の傷が見られます。ケースも同様にして磨いていきます。ケースを磨く際はベゼルとガラスを外し、磨き残しがないように隅々まで磨いていきます。

 

作業後の画像です。部屋の反対側が映るぐらいピカピカになりました!

 

 

 

 

精密機械といえる腕時計は、パーツのちょっとした磨耗や欠けで機能が落ちてしまいます。そのために、定期的なオーバーホールが大事になっていきます。では、また何か気になる事がありましたら、気軽にBROOCH時計修理工房にお越し下さい。    

オーバーホール ¥45,000(税別)
ケース&ブレス ポリッシュ ¥10,000(税別)