OMEGA-オメガ- DE-VILLE-デヴィル- CO-AXIALのオーバーホールの依頼です。
修理ブランドOMEGA オメガ
OMEGA-オメガ- DE-VILLE-デヴィル- Ref.422.10.41.52.06.001 コーアクシャル オーバーホール(分解掃除)修理
オメガ デ・ヴィルのオーバーホールのご依頼です。
「4~5年前に購入し、オーバーホールは初めて。」とのことでお預かりさせていただきました。
オメガ デ・ヴィルの歴史
デ・ヴィルは1960年にデビューし、発表当初は「シーマスター」の中の一つのモデル「シーマスターデヴィル」として誕生しました。
そして発売から7年後である1967年にシーマスターから完全に独立し、シーマスターよりもよりシンプルでエレガントなデザインをコンセプトとして「デ・ヴィル」というラインが誕生しました。
このデ・ヴィル、よく「悪魔デビル」の意味だと思われることが多いのですが、それは間違いです。本来の意味は、フランス語で「街」を意味するものとなっております。
現代における最強ムーブメント
こちらの現行デヴィルはどのモデルも、コーアクシャルムーブメントが搭載されているため、精度・耐久性・耐磁性・メンテナンス性、どれをとっても申し分ない機能性を有しています。
特にコーアクシャル機構を搭載していることによって維持費が一般的な機械式時計の1/2に抑えられているのは大きなメリットといえます。
それでは作業の話に戻ります。
オーバーホール(分解掃除)せず、放っておくと大変なことに!?
オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツ毎に分解して洗浄をかけ再度組み直します。 洗浄することによって古い潤滑油を洗い流し、新しい潤滑油をさすことによって出来るだけ新品の状態に近づけます。この方法はパーツに破損が無い限り基本的に元のパーツをそのまま使います。定期的なオーバーホールはパーツの保護にもつながります。
今回はオーバーホールだけでしたが、当店では同時進行でポリッシュ加工を施すことができます。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。
研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。
ステンレス素材は確かに頑丈ですが、汗や皮脂などの汚れをそのままにしておくと、腐食してしまうこともあります。腐食してしまった部品は我々時計師でも直すことは不可能です。特に何十年も前に製造されたモデルであれば、なおきおつけなければなりません。部品も新しく仕入れることもできないので、今あるものを大切につかっていくしかありません。保管する際はなるべく汚れを落としてから保管されることをお勧めします。
~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、折れ込んでしまったネジやピンの除去、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、それぞれ理由があると思いますが、その時計が壊れてしまったら悲しくなりませんか?
壊れたら買い換えたらいい。そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません、ですが壊れないように定期的にメンテナンスすれば一生ものです!もし壊れてしまっても直せます!
お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。
↓当店でのポリッシュ(外装磨き)の例
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
BROOCH時計修理工房 万代シティ店 新潟県新潟市中央区万代1丁目6−1 シティバスセンタービル 2F TEL 025-246-0007
オーバーホール | ¥55,000(税込) |
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