BREITLING-ブライトリング- Ref.A23322 NAVITIMERのオーバーホールのご依頼です。
修理ブランドBREITLING ブライトリング
ブライトリング ナビタイマー オーバーホール(分解掃除) 時計修理
今回はBREITLING NAVITIMERナビタイマーのオーバーホールのご依頼をいただきました。
「12年前くらいに購入して、今回が初めてのオーバーホール。」とのことでお預かりしました。
ブライトリング ナビタイマーは1952年発表以来「腕に装備する計器」として多くのパイロットに愛用され、現在も時計ファンを魅了し続けるブライトリングフラッグシップ・モデルです。
今回はこのナビタイマーをオーバーホールしていきたいと思います。
~まず、オーバーホールとは?~
時計内部のムーブメントを分解・洗浄し、新しい機械油を注しながら組み上げる作業のことです。人に例えて言えば「人間ドック」のようなものです。分解掃除をすることで、故障の原因となる目に見えない部分の汗や汚れを取り除き、磨耗した部品や、防水性を保つために不可欠なパッキン類を交換し、健康で快適な状態に調整することができます。
腕時計にはクオーツや機械式をはじめさまざまな種類がありますが、ゼンマイを動力とする機械式の腕時計は構造が複雑で、時間の経過とともに防水性などの性能や時刻の精度が劣化していきます。そのため、時計を長持ちさせるには、4~5年程度を目安にオーバーホールに出すのが望ましいとされています。クオーツ式の腕時計であっても、時計内部の部品は使用するうちに劣化していきますので、ブランドが推奨するタイミングでオーバーホールに出すと良いでしょう。 また、機械式・クオーツ式を問わず、仮に動作に異常がなかったとしても、腕時計の内部で部品の劣化や消耗が進んでいることがあります。その場合でもやはり4~5年に一度はオーバーホールをすることをおすすめします。オーバーホールをすると、時計のコンディションをベストな状態に戻せるので、寿命を延ばすことにもつながります。
今回はオーバーホールだけでしたが、当店は同時進行でポリッシュ加工を施すことができます。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。
~ブローチ時計修理工房で行うポリッシュ(外装磨き)~
研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。
こちらがバフモーターです。
フェルトバフは2種類あり、硬いものである程度キズを落とし柔らかいもので少しづつ光らせながら整えて、布バフでピカピカに仕上げる。スポンジバフはフェルトバフであらかた傷が取り除けたら一定方向にスジ付け(ヘアライン加工)を行う際に使用します。
今回のような複雑な形状のものは手作業で行ったりするので職人の腕の見せ所でもあります。
※形状によって磨けない物、ペイントが施されているものに関してはあらかじめお断りさせていただいておりますのでご了承ください。
~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~
今回はケース、ブレスポリッシュのみの作業でしたが当店では、オーバーホール、外装磨き、ベルト交換、ベルトの長さ調整(穴あけなど)、磁気抜き、水入り(ガラスの水滴)の除去・乾燥などの各種修理も承っております。また、破損した部品のお取り寄せして交換させていただくことも可能です。
ご使用の時計に何かありましたら新潟市紫竹山のbrooch(ブローチ)時計修理工房へお越しください。
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
BROOCH時計修理工房 万代シティ店 新潟県新潟市中央区万代1丁目6−1 シティバスセンタービル 2F TEL 025-246-0007
オーバーホール | ¥57,200(税込) |
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