GUCCI-グッチ- ケース&ブレスポリッシュのご依頼です。
修理ブランドGucci グッチ
グッチ ケース、ブレスポリッシュ(外装磨き) 修理
今回は、GUCCIのケース&ブレスポリッシュのご依頼です。
グッチというブランド
GUCCIといえば、前述しましたが、世界で初めてデザイナーの名前入りの商品を販売したブランドの元祖とも呼ばれています。品質保証の為、デザイナー自身の名前をブランド名にするあたりに自信と技術力の高さを伺えます。
時計分野においても、1972年ファッションブランドとして初の時計分野に進出し、ファッション界を牽引してきました。グッチ ウォッチは一貫してスイスメイドであり、クオリティの高いコンポーネントを使ったスイス時計製造技術の伝統、グッチならではのディテール、そしてイタリアの優れた技の融合により、40年を超えるウォッチメイキングの歴史を誇るブランドへと成長しました。今や、グッチ ウォッチは高いクオリティの代名詞であり、ウォッチ業界に斬新で革新的な視点をもたらしています。
今回お預かりした時計も、余計な事は一切せず、シックでエレガントに作られていて、このディテールを崩さぬように、磨きの作業にも熱が入ります。
↑お持ちいただいた際の状態です。一見そこまで傷ついていないように見えるこちらのケースも、磨きをかけると、
↑磨いてあげるとこの様に輝きを取り戻します!
ポリッシュ作業は、基本的にバフモーターという機械を使い、磨いていくのですが、時計のケースは直線が少なく、ブレスレットに比べると複雑な形状をしているので、細かい部分などは手作業で仕上げたりします。ズレたり凹凸が出来たりすると綺麗な仕上がりとは言えなくなるので、集中力を高めて作業します。
まずは、硬めのフェルトバフで全体のキズを取り除きます。この時の傷の取り具合がこの後に繋がっていくので大事な一段階目です。
あまり深い傷を追ってしまうと、形状自体が変わってしまう恐れがあるのでバランスも見ながら慎重に研磨していきます。
二段階目は、少し硬さを落とし、柔らかめのフェルトバフで磨いていきます。
この段階である程度の光沢を出します。この時、表面に凸凹が出ないよう注意しながら研磨していきます。
最後に、布バフで鏡面に仕上げます。バフの回転を上げ一気に仕上げます。
次はブレスレットのポリッシュ加工です。
↑こちらのブレスレットは無数のキズとヘアライン仕上げ、鏡面仕上げの差があまりないのは一目瞭然ですね。コマひとつひとつが大きく鏡面とヘアラインの差がはっきりとした仕上がりになるので上記のバフモーターを用いてしっかりと磨いていきます。
ここで注意しなければいけないのが、フェルトバフで傷を取る際に、真ん中のコマの角を減らさないように気を付けなければいけません。角が丸くなってしまうと、本来のディテールが崩れ、締まりのない仕上がりになってしまいます。
↑ポリッシュ後です!
角を丸くしてしまう事のなく小傷も取れ、ヘアライン仕上げと鏡面仕上げのコントラストも出て、綺麗に仕上がったのではないでしょうか。
~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~
今回はケース、ブレスポリッシュのみの作業でしたが当店では、オーバーホール、外装磨き、ベルト交換、ベルトの長さ調整(穴あけなど)、磁気抜き、水入り(ガラスの水滴)の除去・乾燥などの各種修理も承っております。また、破損した部品のお取り寄せして交換させていただくことも可能です。
ご使用の時計に何かありましたら新潟市紫竹山のbrooch(ブローチ)時計修理工房へお越しください。
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
BROOCH時計修理工房 万代シティ店 新潟県新潟市中央区万代1丁目6−1 シティバスセンタービル 2F TEL 025-246-0007
ポリッシュ加工料金 | ¥11,000(税込) |
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