OMEGA－オメガ－ seamaster AquaTerra Ref.196.1114　オーバーホール、ケース&ブレスポリッシュのご依頼です。

修理ブランドOMEGA オメガ

オメガ　オーバーホール(分解掃除)、外装磨き　修理

今回はOMEGA－オメガ－ seamaster AquaTerraのオーバーホール、ケース&ブレスポリッシュのご依頼をいただきました。

～シーマスターアクアテラの誕生～

知っている方も多いと思いますが１９４８年にシーマスターが誕生し、その中でも２００２年に産声をあげたのがアクアテラです。
その誕生以降、時計業界では「永遠の定番」と称されるほどに。
豪華客船のウッドデッキをモチーフとしたストライプ（２０１７年以降はボーダー、２０１８年にはオーシャンウェーブへ）のスタイリッシュで飽きのこないデザイン。
それゆえにスポーツやドレスアップ、ビジネスとシーンを選ばないスタイルに加え、１５０mの防水性能や１５，０００ガウス以上の超高耐磁性能など目を見張るほどのハイスペックを備えています。
スピードマスターやデ・ヴィルと並ぶオメガの主役モデルで年代問わず今でも人気モデルとなっております。

「１５，１６年前くらいに購入し、一度もオーバーホールしたことがない」とのことでした。※機械式　４～５年　クオーツ　７～８年ごとにオーバーホールすると良い！！！
持ってきていただいた時はEOL状態で、それ以前もしっかり動いていたとのことでしたが、購入して１５，１６年も経っているので中を見ずとも油切れしてるだろうなとか分かってしまう、、、(それでもしっかり見させていただきました！)

機械を取り出し、隅々まで見させていただいたところ、、、
やはり油はなくなっている状態でした。腕時計は油切れを起こしていても止まらずに動き続けてしまうんです。なのでオーバーホールはしなくても大丈夫でしょ、なんて思ってしまう方もいるはずです。そう思って何十年も使い続け、油切れを起こしてしまうとどうなってしまうのか？詳しくはこちら→油切れが起きると、、、
その他の箇所に異常は見られなかった為このままオーバーホールを進めていきました！

今回は同時進行でポリッシュ(磨き)もおこないました！
↑持ってきて頂いた状態。ご使用に伴う小傷が目立ちます、、、。鏡面仕上げなのかサテン仕上げなのか？はたまたサテン仕上げなのか鏡面仕上げなのか？わからない状態です。
ポリッシュにはバフモーターという機械を使い磨いていきます！

このように工程ごとに使うバフが分かれており、鏡面やスジ付け加工をおこないます！
フェルトバフも2種類あり、硬いフェルトで荒削りしたあとに柔らかいフェルトで軽く光らせながら整えていきます。仕上げに布バフを当ててピカピカにすれば鏡面仕上げの完了です！
次にサテン加工(スジ付け)を行うのですが、このままやるとせっかくピカピカにしたところにもスジが入ってしまうので耐熱性のマスキングテープを用いて保護してからスポンジバフでサテン加工を施します！

↑作業前の写真です。ラグやベゼルの鏡面のところにキズがびっしりついているのが見て分かると思います。ケース側面のサテン部分もいろんな方向からキズが入りお世辞でも美しいとは言えない状態でした。
でも作業する身からすると磨き甲斐があるし、仕上がりが楽しみなのでしっかり磨いていきたいと思います！

↑作業後の写真です！いかがでしょうかこの仕上がり！！
こちらもモデルは、ベゼルが外せるタイプでしたのでベゼルを外し、ガラスも外してがっつり磨いてあげました！だいぶ印象が変わったと思いませんか？
鏡面のところを光らせる事によって、側面やラグの内側のサテン仕上げがはっきりと分かり美しいコントラストを生み出してます！(撮影者が写り込むほどピカピカになりましたね(笑))
※モデルによっては磨く事が難しい物などもありますのであらかじめご了承ください。

ケースもブレスレットも輝きを取り戻し、機械の調子も絶好調でご購入当時の頃に戻ったような気がしてきませんか？
時計はそう安い買い物とは言えませんから、古くなったら買い替えるというものではございませんよね。
「傷だらけだし、時間は遅れるし、直してほしいけどメーカーに問い合わせたら高額過ぎてどうしよう。。」
なんてお困りの方は是非、新潟市ブローチ時計修理工房までお問い合わせください！

BROOCH時計修理工房　紫竹山店　新潟県新潟市中央区紫竹山３丁目８－３３　TEL　025-246-0007

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