ROLEX-ロレックス-Ref.16622 オーバーホール&ポリッシュのご依頼です。
ロレックス オーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ(外装磨き) 修理
今回はROLEX-ロレックス-Ref.16622 オーバーホール&ポリッシュ加工のご依頼を頂きました。
~ロレックスが生み出した数々の機構~
ロレックスの歴史を紐解くと、世界で初めて腕時計でクロノメーターを取得、ロレックス3大発明と呼ばれる「オイスター」・「パーペチュアル」・「デイトジャスト」機構の開発など、腕時計としての実力を兼ね備えており、高級腕時計ブランドとしての地位を確立させた。
私が一番印象的だったのは「オイスター」の誕生ですね。世界初の防水腕時計として1926年に誕生。高い防水性と防塵性を備えた完全密閉のケースでムーブメントを完璧に保護することを可能にしました。
それを証明するために1927年にイギリス人スイマーのメルセデス・グライツがロレックス オイスターを着用してイギリス海峡を泳いだそうです。
10時間以上も水中にあったのにもかかわらず、完璧に守られ、完璧に動き続けたという伝説的な話です。
話しが長くなりましたが本題に戻ります。
今回、ブローチ時計修理工房に持ち込まれた時計ですが、「5年前にオーバーホールをしており、ここの所1日15秒ほど進んでしまう事が気になる」とのことでお持ちいただきました。
時間の進みの原因として考えられるのは、調速機と脱進機によるもの、そして帯磁してしまったのではないか。この2点が考えられます。
帯磁してしまうとヒゲゼンマイが磁気に引っ張られ正常に動作しなくなります。もうひとつは、時計に衝撃を与えてしまい、テンプのヒゲゼンマイが絡まり、急激な進みを生じる事や緩急針がズレてしまい時計が進んでしまうなどが考えられます。
こういった事柄を念頭に置きオーバーホール(分解掃除)していきたいと思います。
前述のようにオーバーホールというものは単に分解し掃除するだけではありません。100個以上あるパーツ(ちなみにパテックフィリップの現行品の中で最も部品数が多いムーブメントは300GSの1366個。多い。多過ぎる。。。)をひとつひとつ、破損や故障がないかなど診断し、丁寧に掃除、時には磨く場合もあります。(歯車の返り、捲れ、ゼンマイの擦れなど)そして組み上げる際もパーツをチェックしながら組み診断漏れのないよう組み上げます。とても精巧に出来ている時計は些細な破損や歪みなどから動かなくなるなんてことは良くある話なのです。
パーツ同士が擦れて焼き付け又は削れたりしないように各所にしっかりと注油し組み上げます。
もちろん磁気抜きもします。防水検査もします。ブレスレットの調整もします。クラスプの調整もします。時計に関する調整は全部します!!
故に、当店では、オーバーホールと同時にポリッシュ加工もオススメしているわけです。中身をキレイにするなら外見もキレイに!
せっかくオーバーホールをして精度が上がり機械がキレイになっても、ケースやブレスレットがこの状態では、正直に申し上げて喜びは半分なのではないでしょうか。僕はそう思います。。
気を付けていても腕に着けているだけで傷だらけになってしまうのはしょうがないこと。
ですが、今回のご依頼にあったポリッシュ(外装磨き)を行うとこうなります。
ケースもブレスレットも輝きを取り戻し、ご購入当時の頃に戻ったような気がしてきませんか?
時計はそう安い買い物とは言えませんから、古くなったら買い替えるというものではございませんよね。
「傷だらけだし、時間は遅れるし、直してほしいけどメーカーに問い合わせたら高額過ぎてどうしよう。。」
なんてお困りの方は是非、ブローチ時計修理工房までお問い合わせください!
まずは、お見積りから!
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
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