BLANCPAIN-ブランパン- ブレスポリッシュのご依頼です。
ブランパン ブレスポリッシュ(外装磨き) 時計修理
今回はBLANCPAIN ブレスポリッシュのご依頼です。
1735年にスイス・ジュラ地方で創業した世界最古の時計ブランドと言われているのが今回ご依頼をいただいた「ブランパン」です。
ブランパンはたゆまぬ革新と卓越した製造プロセスによって自由なクリエーションを発揮しています。大部分の部品や工具の設計・製造、時計職人の手作業によるムーブメントの組立て、極細部に至るまで完全手作業で施された緻密な装飾など、マニュファクチュールの強さは、スイス時計の伝統を受け継いだ革新的なタイムピースを製造する能力を基礎としています。それはクラシカルな「ヴィルレ」、シンボリックなダイバーズウォッチ「フィフティ ファゾムス」、プレシャスな「ウーマン」、比類のない「メティエダール」など、すべてのコレクションの1つ1つのモデルによって体現されています。
お持ち頂いた時計の状態がこちらです。
結構傷も目立ち、スジと鏡面の差が減り、メリハリのない状態です。
こちらの時計にサテン加工、鏡面仕上げを施して行きます。
~当店自慢のポリッシュ(外装磨き)!~
研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。
出来上がりがこちらです。
サテン加工、鏡面仕上げ共に、綺麗に仕上がりました。
今回はポリッシュのご依頼でしたが、当店ではオーバーホールも承っております。
~オーバーホールとは?~
オーバーホールとは、時計内部のムーブメントを分解・洗浄し、新しい機械油を注しながら組み上げる作業のことです。人に例えて言えば「人間ドック」のようなものです。分解掃除をすることで、故障の原因となる目に見えない部分の汗や汚れを取り除き、磨耗した部品や、防水性を保つために不可欠なパッキン類を交換し、健康で快適な状態に調整することができます。
腕時計にはクオーツや機械式をはじめさまざまな種類がありますが、ゼンマイを動力とする機械式の腕時計は構造が複雑で、時間の経過とともに防水性などの性能や時刻の精度が劣化していきます。そのため、時計を長持ちさせるには、4~5年程度を目安にオーバーホールに出すのが望ましいとされています。クオーツ式の腕時計であっても、時計内部の部品は使用するうちに劣化していきますので、ブランドが推奨するタイミングでオーバーホールに出すと良いでしょう。 また、機械式・クオーツ式を問わず、仮に動作に異常がなかったとしても、腕時計の内部で部品の劣化や消耗が進んでいることがあります。その場合でもやはり4~5年に一度はオーバーホールをすることをおすすめします。オーバーホールをすると、時計のコンディションをベストな状態に戻せるので、寿命を延ばすことにもつながります。
精密機械といえる腕時計は、パーツのちょっとした磨耗や欠けで機能が落ちてしまいます。そのために、定期的なオーバーホールが大事になっていきます。では、また何か気になる事がありましたら、気軽にBROOCH時計修理工房にお越し下さい。
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