シャネル(CHANEL)の腕時計の電池交換
今回紹介するのは、シャネル(CHANEL)J12(ジェイ トゥエルヴ)H1628 の電池交換です。
ホワイトセラミックケースに、12ポイントのダイヤインデックスが目を惹きます。スポーティとエレガントを融合させたような、気品に満ち溢れている時計ですね。
こちらの時計は購入から約10年、オーバーホール歴無し、数ヵ月前に電池が止まり、お越しくださいました。
電池が切れてから少し放置されていたため、液漏れをしている可能性が懸念されました。液漏れとは、電池の中に入っている液体が電池の外に漏れてしまう現象で、使い切った電池を放置していると起こる可能性があります。
J12とは
J12とは、シャネルが2000年に発表したアイコンウォッチです。一番の特徴は、ケースとブレスレットにセラミックを用いたところです。
セラミックは、一般的によく利用されるステンレススチールよりも加工が難しいと言われています。例えば、製造途中で破損や収縮などが起こりやすかったり、その品質の管理や保証の難しさが挙げられます。しかしシャネルは、その技術力の高さでセラミックケースの革新的な時計を世に放ちました。金属アレルギーを起こさない素材、艶やかな質感、軽くて丈夫であることはセラミックならではであり、その美しい輝きは世界中を驚かせました。
裏蓋を開けてみると
幸運にも液漏れは見受けられませんでした。そして、新品電池による動作も確認できました。しかし、油が切れ始めていて一部汚れがありました。お客様には時計内部の状態をご説明し、大切に長くお使いいただくためにもオーバーホールを提案させていただきましたが、今回は見送る形となりました。
大切な時計でしたら定期的にオーバーホール(中の機械のメンテナンス)をすることをオススメします。壊れてからですと修理料金が格段に上がる恐れや、部品供給がない場合、修理不可になってしまうこともございます。
シャネル(CHANEL)の腕時計修理はBROOCH時計修理工房へお任せください
ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)、ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談ください。