Archive

ロレックス エクスプローラー のオーバーホールの依頼です。

4月 27th, 2020

ロレックス エクスプローラー オーバーホール(分解掃除)修理

今回はこのロレックス エクスプローラーのオーバーホールの依頼です。

 

ロレックス エクスプローラーを新潟市にある時計修理工房でオーバーホール(分解掃除)しました。

冒険家の時計エクスプローラーの魅力

エクスプローラーはロレックスが冒険家のために発売した腕時計です。冒険家のためにデザインされただけあって厳しい環境にも耐えられるような造りになっています。
極限まで無駄をそぎ落としたシンプルなフォルムをしていますね。シンプルであるが故の使いやすさもこのモデルの魅力の一つではないでしょうか。

購入から10年経過して初めてのオーバーホールとのことなので、隅々まで念入りにやっていきたいと思います。

10年間一度も裏蓋を開けていない場合軸受けの油は、ほとんどなくなっているはずですので、入念に洗浄してから注油箇所に応じた種類の油を適量注油し、組み立てていきます。

オーバーホール(分解掃除)とはなにか。。

オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツ毎に分解して洗浄をかけ再度組み直します。
洗浄することによって古い潤滑油を洗い流し、新しい潤滑油をさすことによって出来るだけ新品の状態に近づけます。
中の機械を分解してみると少し汚れが溜まっていました。この汚れは部品同士がこすれて出てきたものと、乾いて固着した油が混ざったものです。これらは歯車が動くうえで大きなパワーロスにつながります。
オーバーホールは部品に破損がない限り元の部品をそのまま使って組み立てていくことになりますが、もし破損した部品がある場合は新しいものに交換する必要があります。その場合はオーバーホール料金とは別に、部品の代金がかかります。組み立てる際は、時計が動くときに負担のかかる箇所に油を注します。
クオーツ時計は機械式と比べて力が弱いため全体的に軽い油を注していきます。ただしリューズの根元の時間合わせやカレンダー合わせを切り替える機構には、大きな負荷がかかるため、重い油を注します。
時計は初めから最後まで一気に組み立てていくのではなく、段階ごとに動作チェックをしながら進めていきますこうすることで、組み立てていく段階でも不具合や組間違いを見つけることができるからです。

ブローチ時計修理工房で外装磨き

今回はオーバーホールだけでしたが、同時進行でポリッシュ加工を施すことができます。。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て購入した直後のような美しい状態になります。

研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

オーバーホールをいつすればいいか迷ってしまう人はたくさんいます。オーバーホールせずに長期間使い続ければ時計に負担がかかってしまいます。すり減った部品は交換しないとスムーズに動かせないので結局さらに料金がかかってしまうこともあります。愛着があって大事な時計でしたら定期的にオーバーホールをだした方が心理的にも時計本体にも安心だと思います。その際はぜひbrooch時計修理工房に足を運んでください。

 

BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007

BROOCH時計修理工房 万代シティ店 新潟県新潟市中央区万代1丁目6−1 シティバスセンタービル 2F TEL 025-246-0007

閉じる