BROOCHブローチ時計・宝石修理工房 > ブログ > 阿佐ヶ谷店 > 【ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店】あなたのシーマスターはどのタイプ?オメガシーマスターについて。
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こんにちは。ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です。今回は定番過ぎてもはや説明不要な時計、オメガシーマスターについて改めてお話したいと思います。オメガシーマスター=ダイバーズ時計と思われがちなんですが実はそれは間違えです。では一体どんなシリーズなのか?ご説明いたします。

オメガ シーマスター

シーマスターは全てダイバーズでは無い。


オメガにおいて、シーマスターは“一般より防水性のあるケースを採用した時計”と言えます。つまり、ダイバーズウォッチのような“極端に凄い防水性”までなくてもOKです。1948年に登場した最初のシーマスターは、本格ダイバーズウォッチではありません。外観も、回転ベゼルを持たず、時間を読むだけの一般的なラウンドタイプです。防水性は今の基準で考えると、日常生活強化防水”クラスの性能で、1954年のスイス時計研究所の検査では「60m防水クリア」というものでした。つまり通常の時計よりも少しばかり防水機能に長けている程の時計だったのです。

当時のオメガシーマスターは ねじ込み式の裏蓋とオーリング スチール製リングで留められた丈夫な風防ガラスの二つの造りが特徴でした。その後皆誰もがイメージするようなダイバーズウォッチのシーマスター”の誕生は、1955年(公式は1957年)の「シーマスター300」以降です。つまり、最初のシーマスターが誕生してから何年も後のことなのです。

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現在は3タイプに分かれるシーマスター


①スタンダード系 このタイプは、先に登場した最初のシーマスターの系統です。「自動巻」、「手巻」、「日付あり」、「日付なし」など、さまざまな種類がありますが、シンプルな外観は共通しています。これが、「本来のシーマスター」です。“伝統スタイル”と言っても良いでしょう。防水性は、ダイバーズほどは高くありません。

②ダイバーズ系 1950年代以降に登場する、“本格ダイバーズウォッチ”の系統です。回転ベゼルに加え、高い防水性があります。初期のものは、ナイアス耐圧式リューズ、強化O(オー)リング、アーマードガラス(強化風防)で防水を確保した、「シーマスター300」が有名です。

③イノベーション系 シーマスターは、時代に合わせて“革新性”を追求しており、一部のモデルでその時代に合った“挑戦的デザイン”をもつモデルを作ります。特に、音叉時計やクォーツ時計が登場した時期は、顕著に“挑戦的デザイン”に振った印象があります。もちろん、機械式時計の時代にも、“挑戦的デザイン”はあります。

シーマスターと名前に海が付いている為、どうしても防水性の高いイメージを持ってしまいますが、時計のタイプによっては危険だったりするので、特にアンティーク時計としてお持ちの方は、キッチリ防水性能が発揮されているか確認する事が大切です。BROOCH時計修理工房では、アンティークウオッチ販売オーバーホール(分解洗浄)は、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

 

 

 

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