最近出会ったジェラルドジェンタ氏がデザインした時計3選
こんにちは!スタッフTです!
時計のデザインのお話になると外せないジェラルドジェンタ氏、
「時計界のピカソ」とも呼ばれるほど革新的なデザインを生み出す天才デザイナー。
最近お店で出会った、彼が手掛けた時計のシリーズをご紹介します。
星に馳せる想いオメガコンステレーション
コンステレーション(constellation)は英語で星座を意味しているオメガの人気シリーズ。
盤面や裏蓋等に星や天文台が刻印されているドレスウォッチとして現在もリリースされ続けています。
刻印されている星や天文台はデザインアクセントとして記載・刻印されているのではなく意味合いがあり記されています。
1952年に誕生したコンステレーションは当時「世界一正確な時計」として知名度が高く、時計精度の規格「クロノメーター」の水準をクリアし、
時計の精度を競う「天文台コンクール」で優秀な成績を記録して星のモチーフを取り入れるようになりました。
コンステレーションはじまりのデザインは12面体の斬新な文字盤を有するデザインでした。
ジェラルドジェンタ氏がデザインを受け持ったのは1967年、ドレスウォッチが市場の中心だった中でデザインされたコンステレーションは上品さを売りにした設計。
オーバル型のケースとコインエッジのベゼルが大きな特徴になっている洗練された雰囲気のケースはその流れるフェイスラインから
「Cライン」と呼ばれジェラルドジェンタ氏の最初のヒット作として広く認知され時代と共に人気が高まっていきました。
1970年にはクォーツ式に、1982年にはコンステレーション・マンハッタンと呼ばれるデザインにリニューアルされていき、
ジェンタデザインの遺伝子を受け継いで今もリリースされ続けているのでコンステレーションとの出会い率はなかなか高いかもしれません。
永遠の美しさCartier(カルティエ)パシャ
カルティエの「パシャ」はもともとは1931年頃にトルコの太守(パシャ)がカルティエに「プールでも着用して使用できる時計が欲しい」と
依頼してできた防水時計が元になっていると伝えられています。その当初の形状は角形でタンク寄りのデザインだったそうです。
1943年には現在のパシャの原型でラウンド型のリューズカバーがついたデザインが発表、
長い時を経て1985年に防水時計の中でも高級シリーズとして再度製造されそのリデザインの際にジェラルドジェンタ氏が携わっているそうです。
リューズカバーがアイコニックでスピネルの装飾に加え、フェイスにもカバーがあるデザインのものには
ダイヤカット石で美しく装飾され、機能性と見た目両面からの美しさを表面化させて現在もリリースされ続けている代表シリーズになっています。
高い知名度も雲上級ロイヤルオーク
そしてジェラルドジェンタ氏の話が出ると外せない時計ナンバー1はこちらロイヤルオークではないでしょうか。
「3大ブランド」や「雲上」と呼ばれるブランド「オーデマピゲ」のロイヤルオークはラグジュアリースポーツとしても人気高いコレクションで知名度も随一の時計です。
ロイヤルオークは軍艦の名前から由来していて、潜水士のヘルメットからインスパイアされ時計のフェイスデザインに用いられたと言われています。
ジェンタ氏の他の作品では船の窓の形状から着想を得て時計のデザインに取り入れたり、船をルーツとしてデザインされるケースが多くあるようにも感じられます。
「出来る限り軽やかに」をデザインモットーにしながらもアクティブマインドに寄り添って出来たロイヤルオークはラグジュアリースポーツと
評されるに相応しい薄さに、8角形に収めながら美しいと感じられる余白を取り入れステンレスを宝石の域にまで昇華させた素敵な時計になっています。
ジェラルドジェンタ氏は後に自信のブランドを持ち「レトロファンタジー」というディズニーキャラクターを納めたデザインの時計をリリースしてありもしています。
もちろんその他にも数々の有名ブランドのデザインを手掛けてきているので、それらの時計と出会うのを楽しみにしています。
もしそんな時計たちと会ったら是非またご紹介したいと思いますので楽しみにお待ちください。
それまで良き時計ライフをお過ごしくださいませ!