スタッフブログ

こんにちは!!ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です。時計を末永く使っていく為にはメンテナンスは欠かせません。帰宅したらそのまま時計を放置してはいませんか?汗や皮脂が付着したままにしておくと故障の原因になります。そこで、愛用している時計を長持ちさせるにはセルフメンテナンスがとても大事になってきます。やはり手入れを日課にして、清潔な腕時計を気持ちよく愛用したい所です。そこで今回は自己メンテナンスに役立つ道具や、汚れの落とし方などを紹介いたします。道具などは薬局などで簡単に手に入るものばかりなので、メンテナンスに活かして行きましょう。

腕時計の掃除に用意したい4つのアイテム。


セルフメンテナンスに使える道具は主に4つ。乾いたタオル、やわらかい歯ブラシ、綿棒、爪楊枝、これらの道具をうまく使って掃除をしていきます。週に1~2度いつでも掃除できる様にしておきます。

ケースの汚れの落とし方。


1 爪楊枝で汚れを浮かせます。ケースを傷付けない爪楊枝を使用

2歯ブラシで汚れを取り除く。使い古した歯ブラシが活躍します。

3布やタオルで綺麗にふき取る。心を込めて磨きましょう。

4拭き残した隙間などは綿棒で対応。綿棒で仕上げれば細かい箇所も完璧です。

ブレス&革ベルトのデイリーケア


ブレスレット 肌に触れているブレスは皮脂や汗埃がぎっしり

1爪楊枝で汚れを浮かせる。

2湿らせたティッシュペーパーを用意

3ティッシュをブレスレットに巻き付ける ティッシュを前後左右に動かす

4ティッシュの黒ずみが無くなるまで繰り返す。

5頑固な汚れは歯ブラシを使用。

革ベルト


1乾いたタオルでまんべん無く拭く。

2日陰で自然乾燥。

腕時計の保管方法


専用ケースに入れて大切に保管する。

1ウォッチボックス 複数の腕時計を収納できるボックス。

2携帯用ケース 出張や旅行などでの携帯用に使える。お気に入りの特別な1本を保管するのにも便利。

3ワインディングマシーン 自動的にゼンマイを巻いてくれる機械。

絶対に保管してはいけない場所


NG1 パソコンやテレビ、スピーカーの近く。 電源が入る事で強い磁気を発生させます。

NG2 スマホと一緒に 磁気を発生させる為帯磁する危険があります。

NG3 高い場所 誤って落下した場合、破損故障の原因になります。

NG4 水や火の近く。 時計内部に水や湿気が侵入する可能性があります。またIHコンロなどは磁力線を発生させる為、磁気帯びしてしまう可能性があります。

上記のメンテナンスをしっかりとして頂けると時計は毎日ピカピカで長持ちしてくれます。それでも汚れてしまった。傷が入ってしまった。ベルトが駄目になってきた等ございましたら是非当店をご利用下さい。


BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。ロレックスオメガ、等の舶来時計も大歓迎!
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

こんにちは!ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です。今回は数ある時計ブランドの中から割とオーバーホールのご依頼を頂くブランドを3つご紹介いたします。オーバーホールのご相談はBROOCHにお任せです♪

Rolex ロレックス


今回のコロナでもっとも話題性があったであろうブランド、ロレックス。時計に詳しくない人でもその名前は一度は耳にする超メジャーブランドです。ブランドの格式としては時計界で中堅所なのですが1950年代に開発したスポーツモデルの全てが今や世界的な人気ラインに。手巻きデイトナを始め、これらの歴代モデルのアンティークが高値で流通しており、資産価値を含めても安心して購入できるでしょう。主なモデル・コスモグラフデイトナ・エクスプローラーⅠ・GMTマスターⅡ・サブマリーナーなど

OMEGA オメガ


数多くの伝説もつブランド【オメガ】ロレックスと同じく幅広く世界中で知られ、愛されているブランドです。ただ、スピード―マスターとシーマスターが人気面でとても強く、定番化してしまっている為その他の人気モデルはあまり認知されていない様に感じます。2000年代半ばからの急激なラグジュアリー化戦略によりコアファンが1度離れてしまっている事などもありました。ですが、この2つの定番ラインに魅力的なバリエーションを大量投入し、新素材や新機構の開発にも積極的に取り組んだ結果、ブランド全体のラグジュアリー化に成功。今でも世界中に存在感をアピールしています。主なモデル・スピードマスター・プロフェッショナル スピードマスターマークⅡ シーマスター・プラネットオーシャン シーマスターアクアテラシーマスター ダイバー

BREITLING ブライトリング


ロレックスやオメガと比べれば知名度は落ちますが【知る人ぞ知る】存在として熱烈なファンに支えられてきたブランド。近年では通好みの商品哲学が話題を呼び、人気も知名度も急上昇。その幅広い期待にスタイリッシュなクロノマットで答えながら古くからのベテランには永遠のクラシック ナビタイマーでファンの心を掴んでいます。主なモデル クロノマットB01 42 ジャパンリミテッド・ クロノマットJSPローマン プレミエB01クロノグラフ42 スーパーオーシャンヘリテージB20 オートマティック

腕時計の世界には様々な時計ブランドがひしめきあってます。そんな中でこれだと思える1本を探すのはとても難しい事です。まずはブランドとモデルを理解してから時計屋さんで実物をみてみて下さい。何気無く見ていた時計が、ブランドと歴史を知ることで愛着の沸く素敵な時計に見えてきますよ。


BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。
ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。
大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

皆様、こんにちは。本日はちょっと変わった内容になるのですが、フィリップデュフォーという独立時計師をご存知でしょうか?彼は日本でもかなり有名なので知ってる方も多いと思いますが、私の大好きな独立時計師のひとりなので皆様にもご紹介していきたいと思います。

Philippe Dufourが独立時計師として脚光を浴びるまで

Philippe Dufour氏についての情報はネット上で数多く見られますが、以前デュフォー氏がWATCHES TVのインタビュー映像でおっしゃっていた内容はあまり記事になっていませんでしたので、ここでご紹介したいと思います。

(上の画像はBROOCH阿佐ヶ谷店内に飾ってあるランゲ&ゾーネの写真です。ちなみにDufour氏が持っているメーカーの時計はランゲとロレックスが1本ずつだそうです)

Philippe Dufour氏は1978年に独立するまで時計メーカー(ジャガールクルトなど)に勤務していました。その頃から自分ひとりでものづくりをしたいという想いが強かったそうです。そしてメーカー勤務の中で、数多くのアンティーク懐中時計、それも複雑機構を持つものの修理修復に携わるようになり、それらを修理しながら「今のように最新の機械や道具が無い時代にもこれほど高品質で美しいムーブメントが作れるのか」と思ったのがきっかけとなり後に独立を決断したそうです。

しかし1978年に独立して以降、デュフォー氏が独立時計師として時計界の注目をあびるのはそれから約14年後の1992年なのです。ではそれまでデュフォー氏はどのような時計師人生を歩んでいたのか。

彼は独立後まずはじめにグランソヌリ機構が搭載された懐中時計を製作したそうです。しかし業界からの評価はそこまで高くなく、時計の注文が来ることはありませんでした。そこで彼はオーデマピゲなどのメーカーにグランソヌリムーブメントを提供します。5年かけて5つのムーブメントを提供したそうです。しかし次第に「自分のために作りたい」という気持ちが大きくなり、メーカーへの提供は辞め、改めて独立時計師としての活動を始めます。

二度目の挑戦

注目を浴びる為にはどうしたらいいのかを考え、デュフォー氏はこれまで懐中時計にしか無かったグランソヌリを腕時計に組み込める事を決断します。約2年と6ヶ月、1日も休まず毎日12時間以上時計作りに時間を費やしたそうです。そして1992年にバーゼルフェアで発表したのがGRAND AND PETITE SONNERIE MINUTE REPEATER(グランプチソヌリミニッツリピーター)です。そしてこれがバーゼルフェアの技術部門金賞を受賞し、瞬く間にPhilippe Dufourというブランド、そして時計師としてのデュフォー氏の存在が知れ渡ります。

そこからは多くの方がご存知のように、Duality(デュアリティ)やSimplicity(シンプリシティ)を順に発表し、独立時計師として歴史に名を刻む人物となりました。まだまだ語り事は山ほどありますが、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。

いかがでしょうか?あれほどまでに技術を持ったデュフォー氏でも認知されるために苦労があったとは個人的にとても驚きでした。


 

ブルガリOH


BROOCH宝石・時計修理工房阿佐ヶ谷店 7月15日オープンしております。本日は店頭OHの紹介を致します。基本的に時計のオーバーホールというと、お店に預けて作業している内容は見えないというのが普通ですよね。ですが、BROOCHは違います!なんと、店頭でオーバーホールが見れるとき(時計技術者が店舗にいる時)があるのです。普段つけていてどのような仕組みで動いているのか、何処が故障しているのか。気になりますよね?そのような時は、是非ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店へご来店くださいませ!もちろん、電池交換やパッキン交換なども承っております。
ちなみに、ブルガリ ディアゴノ スクーバというモデルは既に販売しておりませんが、時計技術者はすぐに、調整を的確に行っていただきました。


BVLGARI  


BROOCH時計修理工房ではオーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理作業を承っております。レザーバンドなどもお取り寄せ・取り付け可能です。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。
ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。

懐中時計の魅力

皆さまこんにちは、スタッフKです。最近懐中時計欲が爆増中でヤフオクを漁る日々を送っています。今日は皆さまにも懐中時計の素晴らしさを知ってほしく、微力ながら魅力を伝えられればと思います。

まず第一に懐中時計の魅力はなんといっても「ムーブメント」だと個人的には思っています。時計好きであれば誰しもが機械式のムーブメントに惹かれるのではないかと思っていますが、美しいムーブメントを追求した先に私はアンティーク懐中時計に辿り着いてしまったのです。

現行の時計でいうと、ランゲゾーネパテックフィリップ、独立時計師のフィリップデュフォーなどのムーブメントの見た目が非常に好みです。面取りされたブリッジ、大きなルビー、彫刻、美しいコートドジュネーブ仕上げ、スワンネックや、青焼きされたネジ!とにかく装飾に凝ったムーブメントは私の心をくすぐります。

アメリカの懐中時計メーカー

しかし社会人1年目の私には高すぎて手が届きません…10年後も恐らく届かないでしょう。「それでも美しいムーブメントが欲しい!」そんな私のような者の願いを叶えてくれるのがアンティーク懐中時計なのです。今日は当時最高品質のムーブメントを作っていたアメリカの懐中時計をいくつかご紹介していきたいと思います。

・Howard(ハワード)

・Waltham(ウォルサム)

・Elgin(エルジン)

・Illinois(イリノイ)

などがあります!当然この他にも数多くの懐中時計メーカーがあり、どのメーカーもかなり高品質な機械を作っていました。どれが一番好きかというのは難しすぎて選べませんがハワードはかなり好きです!ハワードはウォルサムの創業者の一人であるEdward Howard氏が創業しました。ウォルサムの兄弟メーカーという立ち位置のため差別化を図ろうと高級懐中時計の製造に特化します。後にケースを製造していたキーストンが買収するのですが引き続き良い懐中時計を作り続けていました。

実物写真

言葉でうんちく言っても仕方ないので実物を見てもらいましょう!

いかがでしょうか!先ほど高級時計の特徴として並べた項目がほぼ全て揃ったこの美しいムーブメントを!ちなみに左がIllinois(イリノイ)、右がHoward(ハワード)の懐中時計です。ふたつとも阿佐ヶ谷店時計師長谷川さんの私物なのですが、ご親切に写真を取らせていただきました。

うーん、、カッコイイですね、、、。懐中時計なので日常的に使う事は難しいと思いますが、家に飾って毎日見つめるだけでも幸せになれますね。皆さまもぜひ懐中時計の沼に一緒にハマりましょう。ではまた。

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