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錨のマークが目印のブランドULYSSE NARDIN(ユリスナルダン)

ユリスナルダンは、1846年にスイスのル・ロックルにて創業された老舗ブランドです。創業当初から複雑機構を備えたユリスナルダンの懐中時計は高い評価を受けました。ユリスナルダンの時計は、1862年にロンドンの万国博覧会で初めて金賞を受理し、1970年までに万国博覧会で合計14回グランプリを獲得しました。ユリスナルダンの評価を高めたのは、マリンクロノメーターです。マリンクロノメーターとは船に乗せる時計の事で、航海中でも時間が狂わない高精度な時計が求められていました。波の揺れや温度の変化などの影響を受けにくいユリスナルダンのマリンクロノメーターは、海軍や国際海運会社で採用されます。明治天皇もユリスナルダンの時計を愛用していたと言われています。

高い技術を武器に復活!

ユリスナルダンの時計は高評価を得てきましたが、消滅の危機に陥った時期もありました。主な原因は、1970年に起きたクォーツ時計ショックです。1969年にセイコーが電池と水晶振動子で動くクォーツムーブメントを搭載した腕時計を発売しました。安価で精度も高いクォーツ式ムーブメントが主流となり、スイスの高級腕時計ブランドは窮地に立たされます。消滅寸前だったユリスナルダンは、1983年に投資家のロルフ・W・スナイダーに買収されました。その後ユリスナルダン高い技術力を生かした腕時計が次々に登場します。ユリスナルダンは、天才時計師・物理学者のルートヴィヒ・エクスリン博士と協力して「天文三部作」と呼ばれる3つの腕時計を開発しました。太陽・月・星座を文字盤上で見る天文時計を腕時計サイズにしたもので、その複雑さから第一作の「アストロラビウム・ガリレオ・ガリレイ」はギネスにも認定されています。他にもガラスの質や釉薬(ゆうやく)を塗って高温で焼き上げて作るエナメル(七宝)の文字盤を搭載した腕時計なども発表してきました。

アンティークウォッチをお探なら神田店へ

こちらの時計は「ユリスナルダン」メンズアンティークウォッチA1180です。ケースはリューズを含めずに34mmの厚さ約7mmのスタンダードで使いやすいラウンド型です。シルバーと盤面がブラックに白文字で書かれたローマ数字のインデックス、シルバーの2針。シンプルなデザインが上質な知性を感じさせます。マリン・クロノメーターを製作してきた確かな技術を示すユリスナルダンの錨のロゴが文字盤とリューズ、ベルトの留め具に記されています。今回ご紹介致しましたユリスナルダンのアンティークウォッチは神田店にて展示販売しております。BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。ロレックスオメガ、等の舶来時計も大歓迎!また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、お気軽にご相談下さい。

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