こんにちは。ブローチ時計修理工房蒲田店です。今回は日本が誇る時計ブランドセイコーから、現在蒲田店にて販売しておりますキングセイコーについてご紹介いたします。2022年に復活を果たしたキングセイコーとはどんな時計なのでしょうか?その歴史を見てみましょう。
1960年
1960年代、それは時計業界において最盛期といっても過言ではない黄金の時代でした。時計技師達が最も技術を競い、世に様々な技術革新やデザインが生まれた10年です。その時代においてセイコーは1960年日本の最高峰ブランド【グランドセイコー】を立ち上げます。現在でも日本トップクラスの時計として君臨しているグランドセイコーですがその翌年1961年キングセイコーは産声を上げました。最新の技術とお求め安い価格帯のバランスが取れた手の届く高級時計として販売されたのです。
1964年 2代目キングセイコーが販売されます。現在リバイバルされているキングセイコーはこの辺りの時計ですね。日付機能が付いたり様々な種類のキングセイコーが販売されました。そこから更に4年後の1968年キングセイコー初の自動巻き時計モデル【56KS】が販売。デイデイト機能が付いた時計などが販売されました。その後更に1971年最終モデルKSバナックが販売。
そして1975年 生産は終了します。1961年から数えて僅か14年間のみの生産期間でした。
蒲田店にて販売中 1963年頃製造された初期型モデル
現在蒲田店にて店頭販売しているキングセイコーは恐らく1963年頃に作られた手巻き時計でとても希少性が高い初期モデルとなります。60年以上前の時計がしっかりと動いているのは流石セイコー。文字盤は中央から外にヘアライン加工された造りで、ダイヤルはバーインデックスを採用。ドルフィン針との相性は抜群で視認性と存在感は一見の価値ありです。
60年前の時計が現在も時を刻みお客様のお役に立てている事はとてもロマンのある事だと思います。最新の時計も良いですが今この時代に時計業界が最も熱かった1960年代の時計を身に付ける事が【粋】な買い物なのではないでしょか?是非オススメです。ご来店お持ちしております。
BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。ロレックス、オメガ、等の舶来時計も大歓迎!また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。