FAQ

オーバーホールって何ですか?

Overhaul(オーバーホール)

機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業のことをオーバーホールと呼びます。時計業界では分解掃除(ぶんかいそうじ)とも言います。

腕時計のオーバーホールでは先ずは時計をすべて分解します。状態を確認して、精度が出ていない場合や、精度の悪い部品は個別に修理または交換します。オーバーホールでは各所の調整部品すべてを洗浄し組み立て注油し時間の微調整をします。

ブローチ時計修理工房はオーバーホール分解掃除専門店時計のトラブル解決します

そもそも、なぜオーバーホール(分解掃除)が必要なのでしょうか?

どこかのパーツが壊れて時計が動かなくなってしまったら、たいていの人は修理に出すと思いますが、動いていて、そこそこ時間が合っていれば、なかなか「時計を点検してみよう」と思う人は少ないようです。

しかし、時計というのは常に動いています。秒針などは、1時間で60回、1日で1440回、1年で52万回転以上しています。

それにともない各歯車やテンプが連動しており、1秒を進めるために、ものすごい回数動いているわけです。歯車やテンプは振動(動く)度に少しだけ摩擦します。一回一回は小さな摩擦ですが年間に52万回もの摩擦を軽減するために適したオイルを使って摩擦を軽減させます。この軽減用のオイルも永久にもつわけではありません。

当然オイルも劣化したり、乾いてしまったり、汚れてしまったりします。そうなるオイルが役目をはたす事ができなくなり、歯車のホゾが摩擦により傷が付いたり、摩擦によって摩耗パーツは極端に減ったりする事もあります。そうした摩耗によるパーツの変形や変化、それが時計全体で起っていく可能性があるのです。

先日もあるメーカーの時計のチェックを依頼され見てみると、オイル切れの為、ローター芯がもの凄い減り方をしていて、上下のガタツキが大きくなり、ローターがムーブを削り金属の粉だらけになった状態になっていました。

ロレックス修理事例⇒ローター芯修復とオーバーホール

時計を腕に着けて使っている間、ローターは常に回っているのでこの様な現象が起きてしまします。ローターが擦れた所はメッキが剥げてしまい、その粉が機械全体に入り込んで各所のオイルと混ざり汚れ、そこのパーツがまた傷が付いたり減ったりの悪循環をおこします。

こうなってしまうと、当然オーバーホール料金の他に部品代がかかってしまうので修理料金が高額になってしまいます。

クオーツ時計も機械式ほどではありませんが、歯車等を使っている以上、同じ事が起こりえます。

ただ、クオーツで一番気を付けなければならないのが、電池の漏液です。電池が切れたまま放置していると電池から液が漏れだし、それが原因で機械や回路が腐食してしまい、最悪の場合ムーブメント交換になってしまうケースもあります。

以上の事からも、やはりオーバーホールは必要です。

目安は、機械式なら3~5年に一度、クオーツなら電池交換3~4回目の時にというのがおすすめです。

最近極端に時間が遅れる、進む、振ると変な音がする、持続時間が短くなった様な気がするなど有りましたらオーバーホールが必要かどうかチェックしておりますのでどうぞお持ちください。

ブローチ時計修理工房はあなたの腕時計のかかりつけ医の様な存在でありたいと考えています。