ロレックス デイト・ジャスト オーバーホール&ポリッシュ

修理ブランドROLEX ロレックス

デイトジャストはロレックスの中でも標準的なモデルですが、ユーザーからの高い支持を集め続けてきました。この人気の秘密はやはり本モデルがロレックスの三大発明を備えているからではないでしょうか。「ねじ込み式の防水機構」、「自動巻き機構」「デイトジャスト機構」の三つはのちの腕時計たちに多大な影響を及ぼしてきました。

ロレックス デイト・ジャスト オーバーホール&ポリッシュの依頼です。

「時計が遅れる様になった」という事で持ち込まれました。

購入してから一度もオーバーホールされた事がないという事だったので、オーバーホールで受け付けることになりました。

 

オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツ毎に分解して洗浄をかけ再度組み直します。 洗浄することによって古い潤滑油を洗い流し、新しい潤滑油をさすことによって出来るだけ新品の状態に近づけます。この方法はパーツに破損が無い限り基本的に元のパーツをそのまま使います。定期的なオーバーホールはパーツの保護にもつながります。

 

今回は同時進行でポリッシュ加工を施します。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。

リュウズ側のケースの画像です。リュウズにロレックスのシンボルマークである王冠マークが刻まれているのが特徴的です。

ケースにキズが付いているので、しっかり磨いていきます。

反対側です。ライトを反射させてみると、縦に入った細かいキズが見えました。深いキズでは無いですが、しっかり磨いて綺麗にしていきます。

リュウズ側の磨いた後になります。美しい曲線の光が見え、本来の輝きを取り戻しました。

反対側も、縦に入っていたキズがすっかり無くなりました。

こちらの画像は腕時計から外したメタルバンドになります。クラスプのキズが目立ちます。

磨き終わりました。磨き終わった後のスジ付け加工(ヘアライン仕上げとも言います)をしたことで、全体のメリハリが強調されるようになりました。

 

研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

 

ステンレス素材は確かに頑丈ですが、汗や皮脂などの汚れをそのままにしておくと、腐食してしまうこともあります。腐食してしまった部品は我々時計師でも直すことは不可能です。特に本モデルのような何十年も前に製造されたモデルであれば、なおきおつけなければなりません。部品も新しく仕入れることもできないので、今あるものを大切につかっていくしかありません。保管する際はなるべく汚れを落としてから保管されることをお勧めします。

機械式の時計は定期的な手入れをすれば一生ものであると言われています。もしお使いの時計に不調が出ましたら是非とも、一度ご相談にいらしてください。

オーバーホール ¥28,000(税別)
ケース&ブレス ポリッシュ ¥10,000(税別)