OMEGA アンティーク 511.268 のオーバーホール&ポリッシュ。

修理ブランドOMEGA オメガ

OMEGA デビル(デヴィル) アンティーク モデル511.268のオーバーホールポリッシュ依頼です。

オメガの中でもひと際エレガントな存在感を放っている「デビル」。

スポーティーで力強さのあるシーマスターやスピードマスターに比べ、繊細で都会的な印象を持つモデルです。

デヴィルは1960年に誕生した歴史のあるモデルです。発売当初はシーマスターの一部としてラインナップされましたが、1967年に独立したコレクションとなり、オメガの定番ドレスウォッチとして人気を博すようになりました。

元々シーマスターは薄型のダイバーズウォッチとして開発されたモデルですが、ダイバーズウォッチとドレスウォッチでは用途が異なります。

当時の時計界はスポーツウォッチよりもドレスウォッチに需要が集中していたため、優雅さと気品を備えた薄型ドレスウォッチとしてデヴィルが独立したとされています。

デヴィルのシンプルで流行に左右されないデザインとクラシックなスタイルは、年齢性別問わず高い支持を集めており、スポーツウォッチ全盛の昨今においても需要は増え続けています。

悪魔を意味する”devil”が名前の由来になっていると間違って覚えている方も多いですが、デヴィルはフランス語で”街・都会”を意味する”DeVille”が由来です。

ただ美しく整っているだけなく、繊細で都会的な印象を持っています。

煌びやかで優雅。でも遊び心もある。

他ブランドのドレスウォッチでは決して味わえない魅力がそこにあります。

CAL485 機械の状態が非常に悪くテンプの振り角は測定機にかけても測定不能でした。

オーバーホールした結果、正常に動くようになりました。

こちらはケースと裏ブタのポリッシュ作業前の画像です。目立つ汚れはないものの、裏ブタのナナメにカットされている面のキズが、ステンレススティール本来の輝きを奪ってしまっています。

こちらが磨いた後の画像になります。面によってしっかりとメリハリが付くことで、全体に引き締まったような印象を受けます。

ケースの側面と裏ブタの正面は、磨いた後のヘアライン加工を施すことが、メリハリを引き出すコツです。

ポリッシュと風防磨きを済ませ完成です。

ちなみに、デヴィルが支持を集める理由としては「薄さ」と「機能性」も見逃せないポイントです。

現行デヴィルはどのモデルもコーアクシャルムーブメントが搭載されているため、精度・耐久性・耐磁性・メンテナンス性、どれをとっても申し分ない機能性を有しています。

特にコーアクシャル機構を搭載していることによって維持費が一般的な機械式時計の1/2に抑えられているのは大きなメリットといえるでしょう。

加えて、これだけ優れたムーブメントを備えていながらもデヴィルの厚みが最小限に抑えられています。

価格もリーズナブルなモデルが多く、コストパフォーマンスの高さは機械式時計の中でも屈指です。