タグホイヤー6000クロノメーター(TAG Heuer WH5213-K1)のオーバーホール

修理ブランドTAG Heuer タグ ホイヤー

TAG Heuer タグホイヤー 6000シリーズ クロノメーター(WH5213-K1)のオーバーホール依頼です。6000はTAGHeuerの中で最上位モデルとして人気を博したヴィンテージウオッチです。

先ずは不具合の個所を丹念にチェックします。すると、針の夜光に劣化と穴が確認できたので、夜光の塗り替えも一緒に作業する事にしました。

針夜光は暗い場所で時間を確認する場合に便利ですが、どうしても経年劣化してしまう部分でもあります。日焼けして色がついてしまったり乾燥してひび割れたり、今回の様に穴が開いたりします。通常使用でなにか不具合があるわけではないですが見た目が綺麗ではないので夜光の塗直しも提案させていただき作業を進めます。

ルミノックス夜光の塗り替えはブローチ新潟時計修理工房

全体的に夜光が変色していますが、特に秒針の夜光が黒く変色しています。時針の夜光には穴が確認できます。古い夜光塗料は薬品で綺麗に除去してから新しい夜光を塗りなおします。夜光はルミノバやルミノーバと呼ばれます。

夜光の劣化をそのままにしておくと、見た目もそうですが、せっかくオーバーホールしても夜光が脱落し、機械内部に入り込み故障の原因になる恐れがあります。

腕時計は精密機械ですのでわずかな埃やごみ、チリなどの影響もうけてしまうんですね!

インデックス(文字盤の数字部分)や針などに夜光塗料を塗って見やすくする技術は当初ラジウムと言う放射性物質を用いて行われていました。しかし製造する時計工場で健康被害が多く報告されて使用禁止となると日本のメーカーが夜光塗料の開発に成功し現在では多くの時計メーカーが日本製の夜光塗料を針夜光に採用しています。

今回はポリッシュの依頼はありませんでしたが、ラグの裏のサビや汚れはキレイに取り除き洗浄します。TAG Heuer6000は複雑なテクスチャで凹凸の綺麗な腕時計です。ポリッシュすると購入したころの思い出と感動がよみがえってくると思いますのでとってもお勧めです。

TAG Heuerタグホイヤーの分解掃除オーバーホールは新潟市のブローチ時計修理工房タグは電池交換もOK

オーバーホール後の時計です。汚れを全て落としたのでケースもキレイになっています。強靭なステンレス素材ですが汗などの汚れをそのままにしておくと腐食してきてしまう事も有ります。腐食してしまった時計のケースは我々時計師でも直すことは出来ません、今回お預かりしたホイヤー6000の様なヴィンテージ時計はなおさらです。ケースの生産も終了していますので新しいケースに取り換える事も出来ないで、保管する際はなるべく汚れをきれいに落として保管されることをお勧めいたします。

6000の自動巻き上げの全回転ローターは金色なんですね!黄金のローターがケースの中で回っているなんて素敵です。裏蓋はスケルトン仕様ではないにもかかわらずこだわりの使用となっています。

流石に上位モデル、文字盤にクロノメーターの文字が刻まれています。バブル期の趣のあるスポーティーな回転べセルもかっこいいですね!

ちなみに音速の貴公子アイルトン・セナとタグホイヤーのコラボモデルが最初に登場したのがホイヤー6000シリーズでした。今では発売前に予定出荷分が完売となる様な人気モデルです。世界最高のF1ドライバーとの契約には最高モデルを用意したんですね!ほかにもタグホイヤーではセルシリーズが実際にアイルトンセナが着用していた事でも有名ですね!

今回オーバーホールさせていただいた6000シリーズは1000分の1秒を争うモータースポーツの世界で計時を担当したタグホイヤーの人気を不動にしたもpでると言えるかもしれません。

 

 

オーバーホール ¥27,000(税別)
針夜光塗り替え ¥1,000(税別)