OMEGA-オメガ-コンステレーションのオーバーホールの依頼
修理ブランドOMEGA オメガ
オメガ オーバーホール(分解掃除) 時計修理
50年以上前から高精度を誇るコンステレーション。その裏ブタには八つの星とジュネーブ天文台が刻まれています。
~コンステレーションの意味~
コンステレーション(constellation)は、英語で”星座”を意味するオメガの人気コレクションです。ロゴやインデックスなど、随所に星モチーフがあしらわれ、スピードマスターやシーマスターといったスポーツウォッチとは異なるドレスラインとして名を馳せています。
コンステレーションが誕生したのは1952年。オメガ初の自動巻き腕時計として誕生し、全製品がクロノメーター規格(時計の精度に関する世界的な規格)をパスした高い精度を持つ時計であることから「世界一正確な時計」として人気を博します。
また、同年において時計の精度を競う世界最高峰の舞台として知られる「天文台コンクール」にて優秀な成績を収めたことを切っ掛けにして、文字盤6時位置に配されている星のエンブレムが生まれました。なお、星のモチーフは単なるデザインアクセントではなく、コンステレーションの歴史そのものを表しています。
今回はそんなOMEGAのコンステレーションのオーバーホールの依頼です。
オーバーホールとはムーブメント(機械)をパーツ毎に分解して洗浄をかけ再度組み直します。 洗浄することによって古い潤滑油を洗い流し、新しい潤滑油をさすことによって出来るだけ新品の状態に近づけます。この方法はパーツに破損が無い限り基本的に元のパーツをそのまま使います。定期的なオーバーホールはパーツの保護にもつながります。
今回オーバーホールのご依頼をいただいたコンステレーションですが、このクラスの時計は、多少の部品の摩耗によるトラブルがあっても止まらずに稼働し続けてしまうものもあります。しかし、その状態で無理やり稼働させてしまうと周りの部品に負荷をかけてしまい、さらに寿命を縮めることもあります。それを防ぐためにも定期的なオーバーホール(クオーツ式は7~8年、機械式は4~5年に一度)をした方がいいと言われています。
~当店オススメの外装磨き~
今回ご依頼は、オーバーホールだけでしたが、当店では同時進行でポリッシュ加工を施すことができます。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。こうすることで鏡面仕上げとサテン仕上げのコントラストが美しく仕上がるのです。
こちらがバフモーターです。専用の研磨剤をつけて表面を磨いていきます。研磨剤は荒いものから順に使用していき、徐々に細かいものに変えていきます。そうすることで滑らかな表面が出せます。
↑当店でのポリッシュ(外装磨き)の例
精密機械といえる腕時計は、パーツのちょっとした磨耗や欠けで機能が落ちてしまいます。そのために、定期的なオーバーホールが大事になっていきます。そして、機能だけではなく見た目の美しさもポリッシュ加工で保ってはいかがでしょうか。では、また何か気になる事がありましたら、気軽にBROOCH時計修理工房にお越し下さい。
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
BROOCH時計修理工房 万代シティ店 新潟県新潟市中央区万代1丁目6−1 シティバスセンタービル 2F TEL 025-246-0007
オーバーホール | ¥31,900(税込) |
---|