ロレックス(ROLEX)1603デイトジャストのオーバーホール 修理
修理ブランドROLEX ロレックス
ロレックス(ROLEX)1603デイトジャストのオーバーホール 修理
今回はロレックスのオイスターパーペチュアルデイトジャストオーバーホールの依頼をいただきました。こちらのモデルは1964年に製造されたもので、今日までかなりの時間を刻んできました。オイスターパーペチュアルの名の通りスクリュー式の裏蓋による高い防水機能と自動巻き機構を備えています。サファイアガラスではなくプラスチック風防を使用しているモデルですので、風防を磨いて傷を取ることも可能です。
50年前に購入され、一度もオーバーホールされたことがないそうなので、念入りにオーバーホールしていきます。まず、オーバーホールとは?というところですが、車や家電などでも同じですが「分解掃除」のことを言います。
じゃ、分解して、掃除して、組みあげるだけなの?と思う方も多いと思いますが、それだけではありません。腕時計に使われている精密なパーツひとつひとつを数えると100個以上にもなります。
それらのパーツにカケ、ヒビ、汚れなどがないかひとつひとつチェックします。交換が必要であれば交換を、必要でなければ元のパーツをそのまま洗浄し組み上げます。
組み上げる際もただ元の場所に戻してあげるようなことはしません。金属同士が擦れ合うところにはグリス(粘度の高い潤滑油)を、歯車のホゾ(芯の先端)にはグリスよりも軽い油を注してあげながら組んでいきます。
そうすることによって摩耗や摩擦を軽減し、時計を長く正常にお使いいただけるようになります。
幸いこちらのGUCCIは油切れや汚れはあったもののパーツの破損などは見られず、オーバーホール後も正常に動いてくれていたので一安心です!
今回は同時進行でブレスポリッシュとケースポリッシュもおこないました!
ポリッシュとは、お使いになられていてついてしまったキズなどを磨く事によって新品のような状態に戻すことです。
まずはケースをご覧ください。ラグやケースの側面に無数の傷がついています。風防にもかなりの傷がついており、文字盤の文字が鮮明に見えなくなってしまっています。
ブレスの方も無数の傷が刻まれ、全体的に雲ってしまっています。
これらの50年分の傷を一気にきれいにしていきます。
磨きにはこのような専用機械を使用します。(バフモーターと言います。)
フェルトバフにも硬いものと柔らかいものがあり、硬いバフであらかた傷を取り、柔らかいもので残った傷を取りながら滑らかにし、布バフで仕上げると鏡面仕上げができ、ヘアライン部分はスポンジバフで一定方向に流れるようにスジを付けます。
風防を通して中がはっきり確認できます
こちらが作業後のケースになります。ラグや側面の傷も取れ、風防も透明感を取り戻しました。
ブレスも傷を取り、ヘアラインを入れ直しました。メリハリがついてとても美しい外観になりました。
時計はそう安い買い物とは言えませんから、古くなったら買い替えるというものではございませんよね。
「傷だらけだし、時間は遅れるし、直してほしいけどメーカーに問い合わせたら高額過ぎてどうしよう。。」
なんてお困りの方は是非、時計修理工房BROOCHまでお問い合わせください!
BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007
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オーバーホール | ¥44,000(税込) |
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ケース・ブレスポリッシュ | ¥11,000(税込) |