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TAG HEUER-タグホイヤー-カレラWAR2412-0 オーバーホール 時計修理

修理ブランドTAG Heuer タグ ホイヤー

TAG HEUER-タグホイヤー- オーバーホール(分解掃除) 時計修理

今回お持ちいただいたカレラは、5~6年前に購入されて初めてのオーバーホールということでした。
時期的には丁度いいのですが、、、お持ちいただいた際はガラスの内側が曇っており針に腐食もみられました。それに加えて油の乾きがあれば遅れるはずですが、なぜか進んでいました。中に水が入ったということは機械にも影響を及ぼしている可能性があるためすぐに確認します。

~時計が進んでしまう原因~

機械内部までは分解しないとわからないのですが、裏蓋を開けた状態で見えるところに異常はなさそうでした。ですが、水入りをほおっておくとパーツが錆びたりして破損につながるので早めに見てもらいましょう。

では、時間が進んでしまう原因についてですが考えられるのは「ヒゲ絡み」、「緩急針のズレ」、「磁気帯び」などがあります。
ちなみに今回は「ヒゲ絡み」が原因で時間が進んでしまっていました。ヒゲゼンマイは特殊な合金で作られているため、切れにくく、形が崩れにくい性質があります。ですが、ずっと絡まった状態でいると絡まった状態の癖がついてしまったりして解くだけではなく調整が必要となってしまうのでおかしいなと思った際はすぐに見てもらうことをおすすめします。

~なぜヒゲ絡みが起きるのか~

今回のようなヒゲ絡みが起きてしまう原因は一つしかありません。それは何らかの衝撃が時計に加わったことです。それしかないと断言できるほどそれしか考えられません。
ヒゲゼンマイは姿勢差(時計の向きによって精度が変わること)をなくすために、同心円状、かつ平らである必要があります。
しかし、使用している間に衝撃や強い磁気によってヒゲゼンマイの渦巻き状の中心がずれてしまうことで精度に影響がでます。※ムーブメント内部の油切れなど、精度に関する要因は様々ありますが、ヒゲゼンマイの崩れは直接精度に影響します。
また、バネが伸ひている瞬間に強い衝撃が加わるとヒゲゼンマイが他の部品(主に緩急針やひげ持ち)に引っかかる状態になることがあります。これをヒゲ絡みといいます。同心円状かつ平らではなくなったヒゲゼンマイは精度が崩れて時間が進んでしまったり、止まってしまったりするのです。


今回は絡まったところを解いてあげて、オーバーホールして無事元通りになったのでまたこれから活躍してくれることを願ってます!!

~ブローチ時計修理工房で行える修理・作業!~

 ブローチ時計修理工房ではオーバーホール(分解掃除)ポリッシュ加工(外装磨き)だけではなく、電池交換・コマ調整・バネ交換・バンド交換などの作業や、
折れ込んでしまったネジやピンの除去、湿気や水滴が入ってしまった時計の乾燥などありとあらゆる修理・作業を承っております。

大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、それぞれ理由があると思いますが、その時計が壊れてしまったら悲しくなりませんか?
 壊れたら買い換えたらいい。そう思う方も中にはいらっしゃるかもしれません、ですが壊れないように定期的にメンテナンスすれば一生ものです!もし壊れてしまっても直せます!
お使いの時計に不具合等ありましたら是非一度ご相談だけでもブローチ時計修理工房へお持ちください。

 

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オーバーホール¥30,250(税込)
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