SEIKO(セイコー)手巻き式11-3360 WGPレディース腕時計のオーバーホール
修理ブランドSeiko セイコー
セイコーの技術の礎を感じる時計のご依頼
1969年12月25日に世界初のクォーツ式腕時計「セイコークオーツアストロン35SQ」を発売したセイコー。
その時代の最先端の技術を込めた時計に冠するのか「アストロン」は現在GPSソーラーウォッチとして今もモデルを更新し続けています。
アストロンは岸田文雄首相や安倍晋三元首相も愛用されていたり、メジャーリーグで活躍される大谷翔平さんとのコラボモデルを発売していることでも有名ですよね。
アストロンは「星」という意味を持っています。GPS搭載モデルは宇宙にある衛星から電波を受信するので屋外であれば日本国内どこでも時刻修正ができるメリットがあります。
最先端の技術を取り入れる一方で機械式の時計も「スプリングドライブ」と呼ばれる
機械式とクォーツ式のハイブリッドな技術を用いた時計も打ち出しています。
常に新しくも実用的で皆さんの手元に寄り添い続ける、そんな時計の開発を続ける
セイコーの礎を感じれるような時計のオーバーホールのご依頼がありました。
アンティーク感あるセイコー手巻きの腕時計
オーナー様がお持ちいただいたのはSEIKO(セイコー)の手巻き腕時計11-3360、
盤面の17JEWELSの記載はムーブメントに17石の宝石が使われていることを意味しています。
宝石を使用することで金属部分の消耗を軽減するのが目的でルビーなどの宝石が配置されています。
40年以上前に発売のモデルですが小さな姿の中に緻密なメカニカルを搭載して当時からの技術の高さを感じます。
巻き時計ですが現状巻くことが出来ず針が動く気配がありません。
一度、内部を開けてみてパーツ破損がないか確認する必要があります。
裏蓋を開けると盤面(ムーブメント)が一緒にくっついてきました。裏蓋にムーブメントが収まる形状になっています。
盤面を裏返して裏蓋を撮ることでムーブメントが露わになります。
ムーブメントを目視で確認しますが目に見えての破損したパーツはありません。
テンプが少し見えているので、添付が振れるかどうかムーブメントをテンプが中心になるようにくるくる振って確認します。
振るとテンプが少し動きだしますがすぐに止まってしまう挙動が確認できました。
どうやら各パーツについていたはずの潤滑油が経年劣化により落ちている、もしくは固まっていることによる不具合が濃厚です。
この様子であればオーバーホールを行うことでこの時計本来の動きを取り戻すことが出来そうです。
オーナー様にお伝えするとお母さまより譲り受けた大切な時計だったとのことで、
一安心した様子で受付を進めることになりました。
責任をもって丁寧に分解洗浄を行い、動くようになった時計をオーナー様の元へお返しいたします。
もし皆さまも大切な時計が動かない・大幅に遅れてしまう、など困った症状があれば一度ご相談下さい。
皆様の時計を診断してベストな提案をいたします!
お問合せのみでも大丈夫です、お気軽にどうぞ。
皆様のご来店お待ちしています。
オーバーホール | ¥29,700(税込) |
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