BROOCHブローチ時計・宝石修理工房 > ブログ > 神田店 > 電波時計はなぜズレるのか?&ソーラー充電の効率化!~G-shock編~
スタッフブログ

本日も、オープンしております!BROOCH時計修理工房神田店です!
今回のテーマは、電波時計のズレ対策とソーラー時計の充電効率を高める方法です!


ソーラー電波時計

今回の実験で使った電波ソーラー時計(以前から温めていたネタでした!日付は6月4日になっております。)



電波時計と聞くと、”正確な時刻を示す”というのが最大のメリットですよね!
ですが、電波時計とは常に電波を受信して調整しているわけではないんです・・・。

機種にもよりますが、1日に朝・昼・夕・深夜と受信をして調整をしているのです!
しかし、受信できているのに1秒程度ズレてしまう・・・このようなご経験はございませんでしょうか!?
実は、電波を発信している東は福島県おおたかどや山と西は福岡県と佐賀県の県境のはりがね山から発信している
電波を受信して、時計内部の機会で処理を行い表示しているのです!この、処理にかかる時間が1秒程度のズレを
発生してしまっているのです。(G-shock マルチバンド6などは各国の電波受信を行います。)
そして、電波の受信ができていないと基本的にクオーツ時計と同程度の精度で動きます。
また、電波ソーラー時計に関しても、充電が少なくなってくると電波を受信しなくなるモデルもあります。

では、どのようにすれば受信ができるのか・・・!実験してみました!
条件としては基本的に、窓際に置くことがベストです。G-shockなどは文字盤方向を東もしくは西に向けて置くと受信感度が
良くなります!次に、鉄筋コンクリート造りのビルなどでは電波の減衰(電波が反射してしまって弱くなってしまうことです)
してしまうので受信が難しくなってしまいます。では、どのような条件で受信が最も効率的な3パターンをご紹介いたします。

1.寝る前に窓際に文字盤を外に向けて置く

2.ソーラー電波時計であれば充電をしっかりして置く。(G-shockの場合はLow Middle Highの表示でHighが望ましいです)

3.電子レンジ・ポケットWi-Fi・スマートフォンなど電磁気を発生させる物の近くに置かない。(電磁場の影響が出てしまいます)

次に、ソーラー・電波ソーラーの効率的な充電方法ですが・・・
朝~昼にかけて窓際に6時から12時まで文字盤を斜めに太陽に向けて置くと、効率的な充電ができます!しかし、長時間ラバーベルトなどを
日に当て続けると軟化することがありますので、ご注意くださいませ!

今後も時計豆知識・トリビアなど面白くて役に立つ情報を発信させて頂きますので、是非、ご覧くださいませ!


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