BROOCHブローチ時計・宝石修理工房 > ブログ > 阿佐ヶ谷店 > 【ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店】グランドセイコーのキャリバー9S65についてご紹介致します。
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こんにちは。ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です。今回は日本のトップブランド【グランドセイコー】のキャリバー9S65についてご案内致します。

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「キャリバー9S55」の後継ムーブメントとして登場した「キャリバー9S65」は、9Sメカニカルを代表する最もスタンダードな自動巻ムーブメントです。新旧2つのムーブメントは、意匠こそ似ていますが性能はまったく別物です。素材の見直しや、半導体の製造技術を応用した「MEMS (Micro Electro Mechanical System)技術」の採用によって、時計の基本性能が格段に向上したことは勿論、回転錘による「ぜんまい」の巻上げ方式も見直されました。以前の「キャリバー9S55」の巻上げ方式は、セイコーが開発した※1マジックレバー方式であったのに対し、「キャリバー9S65」では※2リバーサー方式を採用しました。硬化処理を施すことで、リバーサー方式の弱点である耐久性を補い、巻上げ効率の改善にも成功しました。天真にも改良が施されました。以前の天真のホゾが直径0.07㎜であるのに対し、「キャリバー9S65」は直径0.08㎜です。その差はわずか0.01mmですが、太くなった分、耐衝撃性が向上しました。【SEIKO公式サイトより】

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※1マジックバレー方式 マジックレバーはセイコーが1959年に開発した、自動巻き腕時計の中に入っているはさみのような形をした小さな部品です。腕の動きで発生する自動巻き腕時計の回転錘の「回転運動」を、ぜんまいをまく「上下運動」に変えることで、効率良くぜんまいを巻き上げる、という大切な役割を持っています。

※2リザーバー方式  両方向に回転するローターの動力を「切り替え車」とよばれるパーツで整え、香箱芯と重なる歯車「角穴車」にエネルギーを伝える方式。 これがリバーサー式です。 複雑なメカニズムを使わずに歯車のみを使って巻上げメカニズムが構成されているため、量産しやすいのが大きなメリットとなっています。

世界でも戦えるメイドインジャパンブランド。その中でもトップを走り続けるグランドセイコー。その中でも代表とされる名作ムーブメント9S55を今回はご紹介させて頂きました。メンテナンスやGS時計のお悩みがございましたら当店までご来店下さいませ。

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