夏が大好きなレディへ向けて発売された手巻き式腕時計
こんにちは。BROOCH時計修理工房神田店です。今回は日本の誇る時計メーカーセイコーのアンティークウォッチをご紹介致します。こちらの時計はゼンマイを手動で巻き上げる手巻き式腕時計です。1970年頃に個性的な文字盤、色と形で「夏が大好きなレディ」に向けて販売されました。文字盤は存在感のあるグリーン。角度によって見え方の変わるグラデーションがオシャレなデザインで楽しめます。ケースは丸みの帯びたデザインで、アンティークならではのぷっくりとしたフォルムが可愛らしい印象を与えてくれます。風防は強度を高める為、わずかにカーブさせるのが当時のやり方でした。ドーム風防と呼ばれるその意匠は、アンティーク時計ファンの心をくすぐる要素の1つです。ベルトはセイコーのロゴが入り、チェーンブレスレット付きの純正ブレスを使用しております。ドレスコードなどに合わせやすく大人の女性にピッタリの時計です。
アンティークウォッチの魅力
アンティーク時計とは、一般的にクォーツ時計が誕生する1970年代以前に制作された時計とされています。そのほとんどが手巻き、もしくは自動巻きのムーブメントを搭載した機械式時計となります。機械式時計とはゼンマイを動力とするタイプの時計です。時計に耳を寄せると「チクタクチクタク」と時間を刻む音が聞こえます。また機械式腕時計の中にも「手巻き」式のものと、「自動巻き」式のものがあります。「手巻き」式の時計は、手動でリューズを巻き上げて時計を動作させます。「自動巻き」タイプの時計は、日常的な腕時計の動きなどに応じて、自動的にゼンマイが巻かれます。毎日自分でリューズを巻いてやる手巻き時計こそ機械式腕時計の醍醐味という人もいれば、自動巻きの方が便利という人もいて、好みは人それぞれです。1970年代前半までは、腕時計といえば機械式時計が主流でした。職人が精巧な部品を1つづつ丁寧に組み上げて作り上げる機械式時計には、それぞれの時代の最先端の技術とデザインが集約されています。また、現在のように大量生産・大量消費が前提ではなかった時代の機械式腕時計は、何十年更には何世代にも渡って受け継がれることを前提に作られており、メンテナンス次第で半永久的に使用できるのも魅力の1つです。
アンティークウォッチをお探しならBROOCH時計修理工房へ
BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。ロレックス、オメガ、等の舶来時計も大歓迎!また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたらご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。