BROOCHブローチ時計・宝石修理工房 > ブログ > 阿佐ヶ谷店 > 【ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店】店頭販売中のプレサージュSARY093についてご紹介致します。
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セイコープレサージュSARY093

こんにちは。ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です。今回は店頭販売中の時計、プレサ―ジュSARY 093についてお話致します。セイコーが2022年に販売した売れ筋商品プレサージュシリーズ。当店にて販売しているプレサージュは20代~40代のビジネスマンにピッタリな時計です。

和をイメージした美しい文字盤


プレサージュSARY093 は11時から12時の間に砂紋をイメージした独特のデザインが彫り込まれています。日本庭園の枯山水をイメージした文字盤は日本人の和の心を表現しています。また、9時側には時計の心臓部が見えています。これはテンプと呼ばれる時計の部位です。オープンハートデザインといって中のテンプの動きが正面から確認できる仕様になっています。その上には24時間針が取り付けられていて昼と夜を間違う事はありません。そして注目すべきはダイヤルと白い針です。ダイヤルは写真では分かりずらいのですがほんの少し湾曲になっています。これが人が気づかないレベルですがそのおかげで全体的に丸みを帯びた日本の美意識「和」を感じる事に繋がるのです。そして7時・9時・11時はバーインデックスを採用。これは恐らく日本庭園にある大きな岩をイメージ、オープンハートは池をイメージしているのかもしれません。日本人の美徳の一つ、侘び寂びが感じられる控えめな美しさがあります。

プレサージュSARY093

裏蓋はシースルーバックで大胆に


時計の顔である文字盤が侘び寂びで表現された世界に対して、裏蓋は大胆に中の機械が丸見えになっています。Cal.4R39がしっかりと見えるこの造りは最近の高級時計などに良く使われているデザインであり、オーナーを飽ききさせる事はありません。前はおしとやかな和を意識しつつ、後ろは大胆に見せていく様は奥ゆかしいだけではない日本人の激しい気質の一面も表現しています。

プレサージュ

カーブサファイアガラス


時計を守るガラスはセイコー独自の技術で造りだされたカーブサファイアガラスを採用しています。高級時計に使われているサファイアガラスは硬度が最高クラスであり滅多なことでは傷が入りずらいガラスです。硬度はモース硬度という単位があるのですがダイヤモンド硬度が10に対してサファイアガラスは硬度9と、とても硬く傷つきにくい素材なのです。それゆえに加工はとても難しく、高品質な為価格はどうしても上がってしまうのが普通なのですが、SARY093は価格を抑えたまま、この特殊なサファイアガラスを採用する事に成功しています。

他にも魅了的な機能が満載のプレサージュSARY093 。現在ブローチで店頭販売中ですので是非一度この時計の美意識「和」を感じてみて下さい。

BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。
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