BROOCHブローチ時計・宝石修理工房 > ブログ > 万代シティ店 > 「新潟・万代(ブローチ)時計修理工房」今回は裏蓋うらにあるパッキンについてご紹介していきたいと思います!
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いつもありがとうございます。
ブローチ時計修理工房万代店です。

ブローチ時計修理工房万代店です

今回は時計の裏蓋を開けると出てくるパッキンについてご紹介します。
皆様はパッキンがどんな物か、どのような役割をするかご存知ですか?

パッキンとは?

パッキンについてご紹介します。

写真に載っているのがパッキンです。
パッキンの役割についてご説明します。
パッキンとは、腕時計の防水性能を保つための部品です。
ケースと裏蓋などの部品と部品の隙間を塞ぎ、水が腕時計の内部に入らないようにする役割を持っています。
素材はゴム製のものが多く、隙間を密閉性するようにセットされます。

時計の電池交換を行う際、パッキン交換をオススメいたします。
理由は電池交換を行うには裏蓋を開けなければなりません。
裏蓋の周りに多くのパッキンは取り付けられていますが、一度裏蓋を開けるとパッキンが元通りの形に戻らい為、放置しておくと外から水を侵入させていまう危険性があるからです。

パッキンの種類は他にも、プラスチック製のものもあります。
シンプルな作りのパッキンですが、その種類は多くあり、パッキンの太さや大きさ、形など、その時計にピッタリ合うものが使用されます。
また、ケース側に取り付けるものや裏蓋側に取り付けるものなど、タイプも様々です。

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またテフロンパッキンといって正規店などで取り扱われており、多くの頻度で交換しなくても良いパッキンもございます。

パッキンが劣化することは時計の故障に繋がります。

腕時計を使っていて、水に浸けたことはないのにガラスの内側が曇るようになったということはありませんか?
そういったことが起こる場合は、パッキンの劣化が原因になっている可能性があります。

温度や湿度などの影響で、パッキンの弾力性が変化してしまうことがあります。
また、年数が経つとどうしても劣化してしまいます。繰り返し使った輪ゴムが硬くなってしまうのと同じように、パッキンのゴムもずっと使っているものは弾力性がなくなってきてしまいます。

パッキンが劣化すると、時計の防水性能の低下してしまいます。
また、防水性能が保てなくなると、時計の内部に水や汚れが侵入し、それが部品のサビや故障の原因につながってしまうこともあります。

防水効果を保つために出来ること

1・入浴中はつけない
入浴中の腕時計の着用は、パッキンの劣化を早める可能性があります。
特にゴム製のパッキンは、石鹸や温泉などの成分で変質し、弾力性がなくなってしまう恐れがあります。
また、パッキンはもちろん、金属製の他の部品の変色や腐食にもつながるので、防水時計であっても入浴やサウナの際につけるのはやめましょう。

2・濡れたままにしない
水や汗がついたときは、放置せずにすぐに対処しましょう。
基本的には、やわらかい布でよく拭いて、その後風通しの良い場所に置いておきます。
ガラスの内側が曇ったり水滴がついたりしてなかなか乾かないという場合は、内部まで水が入り込んでしまっていることが考えられるので、修理の専門店に持ち込んで見てもらいましょう。

パッキンの交換がとても大事です。
パッキンの劣化の度合いや年数は、腕時計を使用する環境やものによっても違ってきますが、やはり大切なのは定期的なメンテナンス、交換です。
パッキンの劣化は普段腕時計を使用している分には分からないものなので、定期的なメンテナンスが大切になってきます。
電池交換と一緒であればお時間もさほどかからず、定期的な手入れができ、パッキンの劣化を防いで腕時計の防水性能を保つこともできます。

パッキン交換作業、料金

作業時間:5分程
料金:550円(税込み)

パッキン交換、電池交換をお考えのお客様は是非、お気軽にブローチ時計修理工房までお立ち寄りください!

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