こんにちわ。ブローチ時計修理工房神田店です。今回は現在店頭販売中の手巻き式時計、ゼニス モバードについてご紹介いたします。、現在ゼニスはホイヤーやウブロなどが属しているLVMHグループに所属している会社です。そしてモバードはCOACHやエベルといったブランドを有しているモバードグループです。過去にモバードとゼニスは時計を共同開発していた時期がありました。神田店にて販売している1本はそんな力を合わせて時計開発に心血を注いでいた2社が販売していた1品です。
1969年
1960年代といえば腕時計職人たちが最も活躍した時代と言われています。多くの名作ムーブ、時計はこの時代に生まれました。そんな1960年代の終わり、1969年当時は多くの時計メーカーが合同で開発し、自動巻きのクロノグラフを開発していました。我先に世に発表しようと各社が競争してたわけです。ゼニスはモバードと手を組んで開発競争に参加。しかし競合他社にゼニスモバードは開発競争で1歩2歩と遅れてしまいます。どこよりも最初に発表したのはスイス4社(ブライトリング、ホイヤー、ハミルトン、デュボア・デプラ)が開発したキャリバー11。その次はの日本のセイコー。ゼニスとモバードは3番手になってしまいます。そんなクロノグラフ開発に各メーカーが躍起になっている最中、時計業界に激震が走りました、セイコーのクオーツショックです。その影響は凄まじく、開発競争どこでは無くなった各メーカーは生き残りを掛けて吸収、合併などをします。
1969年から1975年
そんな経緯があったのでゼニスとモバードが共同開発していた時期は短く、1969年~1975年のたった6年間でした。その期間に製造されたものには、ゼニス・モバードという表記の時計があったり、モバードの時計なのにリューズやムーブがゼニスだったりとごちゃごちゃの時期があります。今回ご初回する時計もその短い製造期間に作られた1本、とても希少性が高いって事なんですね。
神田店で販売しているゼニス、モバードはミュージアムウォッチと呼ばれる時計です。1959年にニューヨークの近代美術館[MOMA]に永久所蔵された、アメリカ人デザイナーのネイサン・ジョージ・ホーウィットによるデザイン原画を、忠実に再現したことから名付けられました。モバードの代表的なデザインですがゼニスとの共同開発で作られた希少なタイプです。是非ご来店して頂いて実物を手にしてみて下さい。
BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。ロレックス、オメガ、等の舶来時計も大歓迎!また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。
浅草で選ぶセイコーの10万円以下機械式時計 PresageStyle60’s
時代を超えて愛されるセイコーのヴィンテージスタイル
BROOCH時計修理工房浅草店です。今回はSEIKO PRESAGE Style60’s(セイコープレサージュ スタイル60’s)【SARY209】のご紹介をさせていただきます。SEIKO PRESAGE Style60’s(セイコープレサージュ スタイル60’s)とは、1964年に発売された「クラウン クロノグラフ」の意匠を取り入れたシリーズです。1964年に開催された東京オリンピックにあわせて開発されたモデルのオマージュで、当時の雰囲気を残しながら現代の技術での高機能を併せ持った逸品です。
ヴィンテージ感のあるアースカラー文字盤
アースカラーと呼ばれる自然界の大地や植物を想起させるカラーリングを随所に採用することで、ヴィンテージ感とともにモダンテイストも併せ持ち、機械式腕時計の奥深さを楽しめます。ベースダイヤルとサブダイヤルで異なるカラーを組み合わせることでより深みのあるデザインになっています。
高精度の2万1600振動/時(6振動/秒)
SEIKOだからこそできる高性能の2万1600振動/時(6振動/秒)。GS(グランドセイコー)などの名機を作り出す140年の歴史をもつSEIKOは、もちろんハイビートを造る技術はあります。ただ今回ご紹介しているSEIKO PRESAGE Style60’sは、「日常的に使える」気兼ねなく楽しめる機械式時計に拘り、当時のヴィンテージ感を大切にしているため敢えてのロービートにこだわっています。エルプリメロのようなハイビートも楽しいですが、ゆったり休日を過ごすとき、耳に残るロービートの心地よい鼓動も格別ですね。
BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨き、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。
BROOCH浅草店おすすめVintage HERMES METEOR
エルメスの創業は1837年。創業者のティエリ・エルメスが、フランスのパリで馬具工房を開設したのが始まりです。エルメスが最初に時計を制作したのは、当時主流だった懐中時計にレザーストラップを装着させた「ブレスウォッチ」です。1920年には本格的な腕時計製作にも参入、ジャガー・ルクルトやユニバーサルなどスイスの時計メーカーと提携しさまざまな時計を展開して行きます。
エルメス名作時計Vintage HERMES METEOR
今回、エルメスの中でも名作と呼ばれる腕時計「METEOR(メテオール)」をご紹介致します。フランス語で流星という意味を持つています。その名の通りローマ数字が所狭しとランダムに散りばめられたデザインが素敵なモデル。モード感がありそれでいてクラシカル。これからシーズンにお勧めな商品です。既に生産終了の希少モデルです。
エルメス独自のデザインがお洒落なVintage HERMES METEOR
デザインとして注目するのはやはりインデックス。独特で、不規則に位置されたローマ数字。ユニークなデザインは、エルメスのエスプリを表現しています。これを身に着ける方にもきっとエレガントな雰囲気が漂います。BROOCH浅草店ではアンティーク時計のオーバーホールからケース、ブレスレットの磨きなどもお受けしています。
こんにちは!時計修理工房蒲田店です。今回は現在店頭販売中のオメガスピードマスターマーク40についてご案内致したく思います。トリプルカレンダーが搭載されたスピードマスターシリーズの中でも色々な時間を測る事が出来る多機能な時計です。どんな機能が搭載されているのでしょうか?早速見てみましょう。
搭載機能
タキメーターとはクロノグラフ(ストップウォッチ機能)が搭載された腕時計に付属する機能の1つ。「タキ(Tachy)」とは「速い」という意味の接頭語で、「メーター(Meter)」はご存知の通り計算尺のことを指していますから、時速や平均速度を計測するための計算尺ということになります。ベゼルに表示されている細かな数字ですね。1㎞辺りに何㎞スピードが出ているのか測る事が出来ます。
時刻
勿論時間を測る機能です。秒針、長針、短針で構成されているのが一般的ですがこちらの時計は秒針が9時側に付いています。
カレンダー機能
トリプルカレンダーと言われる機能。カレンダーがトリプル仕様となり、月、曜日、日付け、加えて24時間計とこれでもかと言わんばかりに多表示機能を搭載しています。
クロノグラフ 所謂ストップウォッチ機能。
マーク40とは?
長い歴史を誇るオメガからスピードマスターが生まれて40周年の記念に製造された時計がこちらのオメガスピードマスターマーク40です。販売されたのが1997年で今から25年程前ですね。25年前で40周年モデルなのでスピードマスターの歴史の長さがわかります。記念モデルとして25年前に製造された時計なので、スピードマスタートリプルカレンダーの中でもマーク40は希少性がとても高くネットでの購入がスタンダードになっています。特筆すべきは針がロケットの形をしている所ですね。これがマーク40の特徴になります。
希少性の高い至高の1本であるオメガスピードマスタートリプルカレンダーマーク40。店頭でお目にかかれる今がチャンスです。是非一度蒲田店で確認してみて下さい。
BROOCH時計修理工房では、オーバーホール(分解洗浄)、ポリッシュ加工(ケース・バンド)外装磨きだけでなく、電池交換、コマ調整、バネ交換、バンド交換など、ありとあらゆる修理・作業を承っております。ロレックス、オメガ、等の舶来時計も大歓迎!また、修理だけでなくアンティークウォッチの販売、革ベルトの販売、ベルトオーダーなどの販売も行っております。ベルト交換やアンティークウォッチの購入の際はBROOCH時計修理工房までお越しください。大切な人から頂いた時計、思い入れのある時計、お使いの時計に不具合等ありましたら、是非一度ブローチ時計修理工房へお越しください。ご相談だけでも承っております、お気軽にご相談下さい。
こんにちは!蒲田店スタッフのTです!
先日ブライトリングの「カリスト」(現行モデルの無いシリーズ)というモデルのオーバーホールを承りました。
カリストはクロノグラフ搭載の手巻き腕時計で内部機構がとても有名なレマニア社製のムーブメントが基になっています。
このレマニア社はOMEGAともかかわりが深く伝説的に有名なムーブメントを製造したメーカーでもあるのですが、改めて調べて記事にしたので是非ご覧ください!
伝説の腕時計の内部機構の製造メーカー「レマニア」
ムーンウォッチとして名高い「OMEGA(オメガ)スピードマスター」、
もともとは強固な防水を誇る「Seamaster(シーマスター)」というモデルを
モータースポーツ用にクロノグラフモデルとして進化した腕時計でした。
今でもシーマスターの名残である裏蓋の「Sea Hourse(シーホース)」の刻印に見ることができます。
レマニア社は当時の時計界隈の中でもトップクラスに優秀なムーブメント製造技術を誇り、
初期のスピードマスターはそんなレマニア社が手掛けた傑作ムーブメント「Cal.321」を搭載していることでも知られています。
天才の手によって完成したムーブメントCal.321
オメガとレマニア社の手によって「Cal.321」が誕生したのは1942年、
30分と12時間の積算計搭載で腕時計に相応しいサイズのムーブメントの製造に取り掛かります。
完成品は直径27㎜・厚さ6.7㎜という美しいメカニズムを目で見て実感でき非常に小型なムーブメントで
秒間5回針の動く18000振動の「ロービート」と呼ばれる内部機械の耐久性を優先した機構になっています。
クロノグラフ搭載の腕時計のパーツ数は今でも200~300以上は必要になりその複雑な機構を完成させるには簡単には行きませんでした。
この偉業とも呼べる難題を達成したのはレマニア社にいた一人の天才時計師「アルバート・ピゲ」でした。
アルバートピゲは18000振動の懐中時計クロノグラフを36000振動へと造り直し、その時計は1932年ロサンゼルスオリンピックで使用され5分の1秒の計測を10分の1秒にまで精度を向上させてタイム計測に貢献しています。
更に後にはCal.321を元にして出来たパテックフィリップのパーペチュアルカレンダー搭載「Cal.CH27-70」を造り上げた功績もあります。
天才時計師の名の元で続くレマニアの道
1884年にアルフレッド・ルグリンの立ち上げたルグリンS.A. が始まりで、クロノグラフやリピーターといった複雑機構を得意としていました。
1910年代にオメガのムーブメント供給をはじめ「レマニア」に社名変更をしたのは1932年のこと、同時期に現スウォッチグループであるSSIHの傘下に入ります。
ムーブメントを供給していたのはオメガだけではなく「EBEL(エベル)」「SINN(ジン)」「BREITLING(ブライトリング)」と各名門ブランドへも協力してたのです。
1981年にブレゲに買収され社名を「ヌーベル・レマニア」に変更、さらにブレゲがスウォッチグループに買収された数年後ブレゲのムーブメント製造部門として合併されることになりました。
レマニアとは今も天才時計師の名を冠するブランドで時計業界最前線に立ち時計を製造し続ける、職人魂を抱えたメーカーと言えるかもしれません。
改めてレマリア社に関して調べて記事にしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
ブローチ時計修理工房蒲田店ではムーンウォッチのオーバーホール・修理・メンテナンスの実績も多数ある時計師があなたの時計を丁寧に仕上げます。
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