クオーツ時計の基盤の部品の一つ。回路から電流を受け取ると磁性を帯びステータに磁力を伝える。これによりローターを回転させます。
実はこのコイル、普通のモーターと違い、コイルの銅線を左右逆にセットしたとしても同じ方向にローターが回転します。これは、回路の方で一秒ごとにプラスとマイナスの電流を交互に流しているためです。これにより、時計の針は一秒ことに規則正しく動くのです。
ちなみにスイープ運針のクオーツ時計もこれと全く同じ原理で動いています。ただし一秒間にローターが何回転もするため針が滑らかに動いてるように見えるのです。
関連修理事例:グランドセイコーGS(Grand Seiko) 9F62-0AB0 の電池交換。