EUROPEAN COMPANY WATCHのオーバーホールとケースポリッシュのご依頼です。

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今回はEUROPEAN COMPANY WATCHのオーバーホールとケースポリッシュのご依頼をいただきました。

EUROPEAN COMPANY WATCHは2000年に誕生した時計メーカー。 そのコンセプトは1930年代に世界を席巻したアール・デコ様式を21世紀的な視点の見立てからデザインし、新たな時代のエレガンスを打ち出しました。またそのモデルはサハラ砂漠や地中海に象徴されるロマンとエキゾティシズムに溢れています。それは古くから冒険心にとんだ多くの欧米の男達を魅了し続けた1930年代の北アフリカヘのオマージュを具現化しています。 この時計を仕掛けたのは、ヴェネチア生まれのイタリア人ロベルト・カルロッティ。早くからクロノグラフやスポーティーな機械式時計を次世代のエレガンスと提唱し、髙く評価してきたイタリア人ならではの感度の高さと遊び心あるデザインセンス。『ヨーロピアン・カンパニー・ウォッチ』はそんな彼のキャリアと情熱の全てが注ぎ込まれています。

では作業のほうに入りたいと思います。まずはオーバーホールからです。

オーバーホールとは、時計内部のムーブメントを分解・洗浄し、新しい機械油を注しながら組み上げる作業のことです。人に例えて言えば「人間ドック」のようなものです。分解掃除をすることで、故障の原因となる目に見えない部分の汗や汚れを取り除き、磨耗した部品や、防水性を保つために不可欠なパッキン類を交換し、健康で快適な状態に調整することができます。

腕時計にはクオーツや機械式をはじめさまざまな種類がありますが、ゼンマイを動力とする機械式の腕時計は構造が複雑で、時間の経過とともに防水性などの性能や時刻の精度が劣化していきます。そのため、時計を長持ちさせるには、3~4年程度を目安にオーバーホールに出すのが望ましいとされています。クオーツ式の腕時計であっても、時計内部の部品は使用するうちに劣化していきますので、ブランドが推奨するタイミングでオーバーホールに出すと良いでしょう。 また、機械式・クオーツ式を問わず、仮に動作に異常がなかったとしても、腕時計の内部で部品の劣化や消耗が進んでいることがあります。その場合でもやはり3~4年に一度はオーバーホールをすることをおすすめします。オーバーホールをすると、時計のコンディションをベストな状態に戻せるので、寿命を延ばすことにもつながります。

 

今回は同時進行でポリッシュ加工を施していきます。ポリッシュ加工とは簡単にいうとケースやブレスの表面を研磨することです。こうすることで表面の細かい傷が消え光沢が出て美しい状態になります。

バフーモーター

研磨にはバフモーターという機材を使います。ほとんどのブレスはポリッシュ加工(時計のケースやブレスレットが鏡のように物を映し出すほどの仕上げ方。主にバフモーターを使用し、職人の手作業により磨き込まれるのが一般的。鏡面仕上げとも呼ばれる。)とサテン加工(金属部分の表面に細かな傷を非常に狭い間隔で付けることにより、映り込みを無くし方向性のある艶消し面に仕上げる加工方法。絹地(サテン)に似た質感を施すため、そのように名付けられた)が施されており、ベルトひとつひとつをマスキングし、バラしながら行います。

オーバーホール&ケースポリッシュ ¥39,000(税別)