オメガ(OMEGA)シーマスターref.3961022のオーバーホールの修理

修理ブランドOMEGA オメガ

オメガのシーマスターのオーバーホールの依頼です。

オメガシーマスターの電池交換外装磨きオーバーホールは新潟万代ブローチ時計修理工房
こちらは1980年代に発売されたシーマスターです。曜日と日付をインダイアルで表示する今では珍しいモデルになります。
「20年以上前に購入したが、詳しいことはわからない。今まで一度もオーバーホールしたことが無く、時々止まってしまう。」とのことでお預かりしました。電池を入れ替えたところ、ひとまずは正常に動きましたので、油切れや、蓄積された汚れが原因ではないかと考えられます。そのため、隅々まで洗浄してきれいにする必要があります。

オーバーホールとは?

オーバーホールとは、ただ機械を分解・洗浄してきれいにするだけの作業ではありません。どちらかといえば人間ドックや健康診断に近い役割を持っています。つまり、時計が健康かどうか、悪いところが無いかを調べるのです。
機械を分解するときに、歯車の歯が傷んでいないか、ゼンマイ・バネ・ネジ(クオーツ時計の場合はインシュレーター回路の動作チェックなど)に至るまで破損がないか診断し、油切れによる摩耗、擦れ跡など入念にチェックします。パーツに破損が無い限りは基本的に元のパーツをそのまま使います。
すべての部品を洗浄・点検し終えたら、次は元通りに組み上げていきます。この時に時計内部の負担がかかる場所、例えば常時稼働し続ける輪列や部品と部品がこすれあう部分に一つ一つ油を注していきます。油は用途ごとに様々な種類に分かれており、トルクがかかるところは重たく流れにくい油、高速で運動する部分には軽く柔らかい油、といったようにそれぞれ専用の油を注していきます。。細かな調整をくりかえし、時計内部に油が浸透していき、全パーツが組み上がった時、その時計は正確に時を刻み始めます。この油があることで部品の負担が軽減され、摩耗が防がれているのです。逆に言えば、油が切れてしまえば、摩擦は増してしまい、部品に負担がかかり摩耗してしまいます。ひどいときは、ばねが折れたり歯車の歯が欠けてしまうこともあります。現行モデルならば部品の交換ができますが、古いモデルだと部品が手に入らず修理不能になっていしまうこともあります。このようなトラブルを防ぐためにも、定期的なオーバーホールは必須といえるでしょう。

オメガシーマスターの電池交換外装磨きオーバーホールは新潟万代ブローチ時計修理工房
コチラは文字盤側の機構を分解したところです。右側の大きな歯車が日付、左側の小さな銀色の歯車が曜日の針につながっています。これらの歯車は下の写真のカレンダーディスクから回転を受け取って回転します。
オメガシーマスターの電池交換外装磨きオーバーホールは新潟万代ブローチ時計修理工房
本来はこのカレンダーディスク自体に数字が刻印されて文字盤に表示されるのですが、本モデルはインダイアルのカレンダーを採用しているため、回転を伝えるための部品として機能しています。
オメガシーマスターの電池交換外装磨きオーバーホールは新潟万代ブローチ時計修理工房
文字盤側の輪列です。機械式と比べると部品数は少ないですが、それでも油は乾き汚れは溜まっていってしまいます。幸い今回は、摩耗している部品もなかったため、組み立てて注油することで元気に動き出しました。しかし、油が乾いたり、汚れが蓄積されすぎると部品同士の摩擦が増して負担がかかってしまい、部品が破損してしまうこともあります。こういったトラブルを避けるためにも、定期的なオーバーホールをお勧めいたします。もしオーバーホールが必要な場合は新潟市紫竹山のbrooch(ブローチ)時計修理工房へお越しください。

オーバーホール ¥25,300(税込)