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OMEGA De Ville(オメガ・デ・ヴィル)のオーバーホール。

4月 8th, 2020

オメガ オーバーホール(分解掃除) 時計修理

オメガ デ・ヴィルのオーバーホール依頼です。

~デ・ヴィルの誕生~

オメガのデ・ヴィル シリーズは1967年に発売されました。DeVilleはフランス語で「街角」の意味。そこからも連想されるようにデ・ヴィルはドレスウォッチとしてラインナップされています。63年の開発段階であった当時はシーマスターの薄型バージョンで「シーマスター・デ・ビル」というネーミングで展開されていましたが、以降はシーマスターが防水のダイバー専用のプロフェッショナルウォッチとして確立され、一方のデ・ヴィルはドレスウォッチとして確立されました。オメガブランドの内部でも住み分けをハッキリしたモデルとして独立しています。

オメガ デ・ヴィル オーバーホール(分解掃除)は新潟市ブローチ時計修理工房におまかせください!
ドレスウォッチでケースとベルトが一体にデザインされています。デヴィルシリーズは薄型のムーヴメントが搭載されていて手首に乗ると上品な見た目になることで人気です。しかも金とシルバーのツートンが大人っぽくって逆に今旬な感じですね!

裏蓋を開けて状態を確認します。ムーヴメントにはオメガブランドのロゴマーク”Ω”と”1459B”と記載されています。これはこの機械の名称です。キャリバー1459Bを搭載しているという事ですね!前回メンテナンスしたデヴィルに搭載されていたムーヴメントと同じ型版です。こちらは既に現行(メンテナンスの際にこのモデルに搭載される最新化がという意味)と同じ最新型が使われているようです。

オメガ デ・ヴィル オーバーホール(分解掃除)は新潟市ブローチ時計修理工房におまかせください!
見た目はキレイでしたが、オイルが乾燥していて歯車の動きが鈍かったことと、更に分解してみると内部にホコリも入り込んでいました。密閉性の高い腕時計の内部にホコリは通常はいりません、小さなホコリですが歯車と歯車の間に入り込んだりすると正確な時間を刻めなくなる可能性もあるのです。
ですのでオーバーホールは必須といったところでしょう。

~ちなみにオーバーホールとは、、、、?~

時計内部のムーブメントを分解・洗浄し、新しい機械油を注しながら組み上げる作業のことです。人に例えて言えば「人間ドック」、車に例えて言えば「車検」のようなものです。分解掃除をすることで、故障の原因となる目に見えない部分の汗や汚れを取り除き、磨耗した部品や、防水性を保つために不可欠なパッキン類を交換し、健康で快適な状態に調整することができます。
腕時計にはクオーツや機械式をはじめさまざまな種類がありますが、ゼンマイを動力とする機械式の腕時計は構造が複雑で、時間の経過とともに防水性などの性能や時刻の精度が劣化していきます。そのため、時計を長持ちさせるには、4~5年程度を目安にオーバーホールに出すのが望ましいとされています。クオーツ式の腕時計であっても、時計内部の部品は使用するうちに劣化していきますので、ブランドが推奨するタイミングでオーバーホールに出すと良いでしょう。 また、機械式・クオーツ式を問わず、仮に動作に異常がなかったとしても、腕時計の内部で部品の劣化や消耗が進んでいることがあります。その場合でもやはり4~5年に一度はオーバーホールをすることをおすすめします。オーバーホールをすると、時計のコンディションをベストな状態に戻せるので、寿命を延ばすことにもつながります。

BROOCH時計修理工房ではクォーツ時計も定期的なメンテナンスをお勧めいたします。クォーツ時計は定期的なメンテナンスを兼ねた電池交換サービスを行っております。電池交換時に時計の裏蓋を開けて専門の時計師がお持ちの腕時計の状態を丁寧に検査いたします。電池交換は時計師が店頭に在中であればお待ちいただいているわずかな時間で終了する事が出来ますのでお気軽にお出かけください。

 

BROOCH時計修理工房 紫竹山店 新潟県新潟市中央区紫竹山3丁目8-33 TEL 025-246-0007

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