2022.09.29
BROOCH(ブローチ)時計修理工房阿佐ヶ谷店 自動巻きと手巻きの違いについて
こんにちは!ブローチ時計修理工房阿佐ヶ谷店です(^▽^)/⌚✨
今回は【自動巻きと手巻きの違い】を解説していこうと思います!
機械式時計は、主にゼンマイの巻き上げ方法によって、自動巻き式と手巻き式に分けられます!
『自動巻き』とは
自動巻き式時計は、腕に着けているだけ(厳密には腕の振り)でゼンマイを巻き上げてくれます。
自動巻きムーブメントに取り付けられるローター(回転錘)は半円状のプレートであり、着用時の姿勢変化に合わせて自由に回転する。この運動が歯車を通じ、自動的に主ゼンマイを巻き上げます。
メリット:腕に着けているとゼンマイが巻き上がるため時計が止まりにくい。 またゼンマイが常に巻き上がった状態にあるため精度も出やすい。
デメリット:修理やメンテナンス費用が割高になることがある。オーバーホールの際にシンプルな構造の手巻き式に比べると、自動巻き式は、パーツが多く複雑なため、故障の可能性が高くなる。 そのため、修理やメンテナンス代が高くなることがあるそうです。
『手巻き』とは
自動巻きにはローターが付いていましたが手巻きにはなく竜頭を手で巻きゼンマイを巻き上げます。
その為毎日巻き上げる必要があります。大変さはありますが毎日巻き上げを行うので愛着が湧くという時計マニアが多くいらっしゃいます。
メリット:毎日巻くことで、使うほどに時計に対する愛着が沸く。毎日時計と向き合うことで、固着の回避やコンディションのチェックになる。ローターがないため、内部構造がよく見える。
デメリット:ローターによるムーブメントの重みや厚みがある。
※左 手巻き式 右 自動巻き式
以上です。腕時計を購入する際の参考にして下さい(^▽^)/